2004年(平成16年)1月20日発行 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  高崎市「ふるさとメール」             【第40号】             発行:高崎市役所 市長公室 広報広聴課             〒370-8501 群馬県高崎市高松町35番地1             TEL 027-321-1111             URL http://www.city.takasaki.gunma.jp/             E-mail kouhou@city.takasaki.gunma.jp ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  この「ふるさとメール」は、高崎市と上毛新聞社が協力して、市からの情報 と上毛新聞の記事を合わせて編集したメールマガジンです。  毎月2回(原則5日、20日)、登録していただいた皆様にお届けします。  購読は無料です。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 【高崎市からお知らせ】 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   空き店舗の活用で商店街を活性化      支援制度を利用し4店舗が開業 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□  市の空き店舗活用支援制度を利用して中心市街地で開業する4店舗がこのほ ど決定しました。「商業者空き店舗活用支援」を受ける3店舗が開店、「商店 街等空き店舗活用支援」を受ける1店舗が改装工事に着手しました。  << 3店舗が新たに開店 >>  開店したのは、ラーメン店「北関東麺類研究所」、喫茶店「喫茶洞霧」、画 廊「横山画廊」です。  3店舗は、空き店舗などに出店する中小商業者に改装費の一部を補助する 「商業者空き店舗活用支援」に、審査の結果、採用されました。審査は、高崎 経済大学教授、中小企業診断士、消費者の5人で構成する審査会が行い、商店 街を活性化するための事業の継続性、補助を行うことの妥当性、事業者の取り 組み意欲などを重視しました。  市は、それぞれの事業者に、店舗改装費の3分の1以内で100万円を上限に補 助しました。  << 1店舗は3月に開店予定 >>  改装工事中の店舗は若者向けの衣料品を扱う店で、れんが通りに3月に開店 する予定です。  商店街などの団体が、区域内の空き店舗を借り上げて、チャレンジショップ などを設置・運営する事業を支援する「商店街等空き店舗活用支援」に採用さ れました。出店は、高崎商工会議所TMO(中心市街地活性化のためのまちづくり 機関)が事業主体となり、衣料品店の(有)リストリスクと契約して行うもの で、市は店舗改装費の3分の2以内で600万円を上限に補助しました。この出店 で、れんが通りの空き店舗は1店舗だけになります。  空き店舗活用支援制度は、中心商店街の空き地・空き店舗を減らし、中心市 街地の集客力を高めて活性化を図るため、空き店舗を活用する事業者や商店街 団体の活動を支援するものです。「商業者空き店舗活用支援」、「商店街等空 き店舗活用支援」、「コミュニティ施設活用支援」の各制度があります。  問い合わせは、商業観光課(内線3422)へ。 【支援制度に採用された3店舗】 ▼北関東麺類研究所(八島町)  化学調味料や添加物を一切使わないラーメン店という方針と駅前通りという 立地などが評価された。 ▼喫茶洞霧(通町)  対象空き店舗が以前喫茶店であったため、改装費用などの面から現実的な計 画であることが評価された。 ▼横山画廊(田町)  専門店の少ない工芸品や陶芸品などを展示・販売。毎月開かれる骨董市など と結びついて、田町への誘客が期待される。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   リユース品を無料で提供      リユースセンタで公開展示 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□  市が収集した粗大ごみの中から、修理をしなくても再利用できる品「リユー ス品」を、リユースセンタ(再利用展示場)で公開展示し、希望者に無料で提 供します。  今回のリユース品は、たんすやテーブル、学習机、本棚、健康器具など約80 点です。  前回の公開展示では、リユース品77点に対して、入場者数は約1,600人。その うち約7割にあたる1,181人がリユース品の取得を希望しました。最高倍率と なった本棚は、68倍の競争率でした。  平成12年3月の第1回から昨年6月の第4回まで、延べ入場者数は5,127人、 引き渡されたリユース品は約350点です。 【リユースセンタ公開展示】 ●展示期日=1月31日(土)、2月1日(日)、7日(土)、8日(日) ●入場時間=午前10時〜午後4時 ●会場=リユースセンタ(倉賀野町3210の1 NTTビジネスアソシエ群馬内) 【リユース品の取得方法】 ・申し込むことができるのは、18歳以上の人です。会場へは、運転免許証など 身分を証明できるものを持参してください。 ・希望のリユース品を1人1点選び、会場にある「リユース品希望投票用紙」 に記入して申し込んでください。希望者が重複したときは、公開抽選します。 ・当選者には後日、はがきで通知します。引き渡し開始日は、2月24日(火)の予 定です。 ・リユース品の引き渡しは、リユースセンタで行いますが、会場からの運搬 は、当選者の責任で行ってください。  問い合わせは、廃棄物対策課(TEL321-1253)へ。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   高崎操車場跡地をビジネス用地として分譲      第1期は東側5区画 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□  市は、ビジネスパークとして開発を進めている高崎操車場跡地(下之城町) の分譲を開始します。  高崎操車場跡地は、JR高崎駅から約3キロ、JR倉賀野駅から約1.5キロに位置 し、JR高崎線南側に隣接しています。市が平成10年に国鉄清算事業団から購入 した14.8ヘクタールで、新産業や商業、サービス業などが集積するビジネス パークとして整備を進めています。高前幹線道路やJR高崎線の新駅設置の構 想、周辺地域の区画整理と併せ、優れた立地条件を生かした副都心としての役 割が期待されています。  今回分譲するのは、同跡地の東側の区域5区画で区画の面積と価格(税抜 き)は次のとおりです。現在は整地が終了し、電気・ガス・上下水道の敷設工 事を行っています。 (1) 818.40平方メートル 40,942,000円 (2) 810.35平方メートル 36,512,200円 (3) 810.33平方メートル 36,511,300円 (4) 431.31平方メートル 19,433,600円 (5) 427.24平方メートル 19,646,600円  用途地域は第一種住居地域で、建ぺい率60%、容積率200%です。販売の対象 は、自社用の事業用施設を建設する事業者です。申し込みは、1月19日(月)か ら30日(金)までに、市役所10階開発推進課へ。申し込みが重複したときは抽選 します。  今後は、平成16年度に、高崎操車場跡地のほぼ中央を南北に通る南口駅前通 り線の供用を開始し、同跡地全体の電気、ガス、上下水道、道路整備などの基 盤整備を進めます。  8月に第2期として2つの区域を、来年4月に第3期として3つの区域を、 平成18年度に第4期として1つの区域を分譲する予定です。  問い合わせは、開発推進課(TEL321-1277)へ。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   中川小給食室の改修終わる      衛生環境に配慮し全校がドライ方式に ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□  中川小学校給食室の改修工事が終わり、3学期から使用を開始しました。  同校給食室の改修は、建物の老朽化に伴い、昨年7月から12月まで行ったも ので、床面などをドライ方式へ変更したほか、食材を搬入する検収室、食材の 処理を行う下処理室、調理を行う調理室など、作業ごとに部屋を区切り、衛生 に配慮する構造にしました。改修費は約6000万円でした。  ドライ方式は、床面に排水設備を設け、床に水が流れ出ないようにする構造 です。改修前は、食器やかまを洗った水がコンクリート床に流れていたため、 細菌予防の面で課題がありました。改修後は、調理台や流し台に専用の排水口 を設けたため、衛生面が改善されます。  市は、昭和54年度から、衛生環境などを向上させるために、計画的に給食室 の整備を行ってきました。同校給食室の改修工事が終了したことで、市立の小 ・中学校、幼稚園など、53か所すべての給食室がドライ方式になりました。  問い合わせは、健康教育課(内線8533)へ。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   高崎冬まつり ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□  高崎まつり実行委員会は、高崎冬まつりを開催します。「ミニだるま市と世 界の鍋まつり」と題して、伝統的な手法で作られた「手張りだるま」、日本各 地の名物鍋、トムヤムクンやミネストローネなど世界のスープ料理の屋台が出 店します。 ●日時=1月24日(土)、25日(日)、正午〜午後6時 ●会場=大手前通り ●問い合わせ先=高崎まつり実行委員会(TEL321-1257) □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   プレ映画祭「不透明な青春」 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□  高崎映画祭実行委員会は、「不透明な青春」と題してプレ映画祭を開催しま す。  今回のプレ映画祭では、見えない将来に不安を抱える若者をテーマにした4 作品、ラリー・クラーク監督の「キッズ」「ブリー」、ハーモニー・コリン監 督の「ガンモ」「ジュリアン」を上映します。 ●期日=2月7日(土)、8日(日) ●会場=文化会館 ●チケット 前売り=1作品1,000円、2作品1,800円、当日=1作品1,200円(入 れ替え制)。前売り券は、文化会館、音楽センター、シティギャラリーほか市 内プレイガイドで発売中 ●問い合わせ先=高崎映画祭事務局(TEL326-2206) 【上映作品】 ▼「キッズ」 R-15   上映日時=2月7日(土)午後5時20分、8日(日)午前11時 ▼「ブリー」 R-18   上映日時=2月7日(土)午後7時30分、8日(日)午後1時10分 ▼「ガンモ」 PG-12   上映日時=2月7日(土)午後1時、8日(日)午後6時 ▼「ジュリアン」   上映日時=2月7日(土)午後3時、8日(日)午後3時40分 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   家庭でできる給食レシピ   石狩汁 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□  北海道石狩地方の郷土料理「石狩鍋」をアレンジし、みそと酒かすを使った 汁物です。寒い日に体のしんから温まる、お勧めの一品です。                     (第一中栄養士・新井洋子) ▼材料(4人分) 塩ザケ100グラム、ジャガイモ100グラム、ニンジン40グラム、ダイコン80グラ ム、長ネギ30グラム、豆腐120グラム、みそ12グラム、酒かす25グラム、だし汁 800cc ▼作り方  塩ザケは、骨を抜いて食べやすい大きさの角切りに、ジャガイモとダイコン は厚さ5ミリくらいのイチョウ切りに、ニンジンは乱切りに、豆腐は2センチく らいの角切りに、長ネギは斜めに切っておく。  酒かすは少量のだし汁でよく溶いておく。残りのだし汁を火にかけ沸騰さ せ、ジャガイモ、ダイコン、ニンジンを入れ、軟らかくなるまで煮る。  塩ザケ、豆腐を入れ、サケに火が通ったらいったん火を止め、酒かすを加 え、みそは塩加減を見ながら溶く。ネギを入れてひと煮立ちさせてでき上が り。                       (1人分116キロカロリー) □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   観音山の生き物たち      〜里山からのたより〜   瀧田吉一 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ 【アズマモグラ】 科名:モグラ科  学名:Mogera wogura  ときには、地上の餌の気配を察し、顔を出し、素早くこれを補食すること  もある。  モグラの体毛の生え方には、一定の方向性がない。これは、狭い地下道での 前進・後退が容易だということだ。こうして、地下トンネル生活者にとって、 このほかにも地上性の動物とは違った多くの変化が見られる。  まず体は円筒形で四肢が短い。耳介も目も退化している。そのかわりに鋭敏 な触覚をもつ口髭が発達している。  特に前肢は、通常の動物では下向きについているが、モグラの場合、横向き で掌も横に向いている。  トンネル内には、絶えずケラやコガネムシ、チョウ、ガ等の幼虫が侵入して くる。モグラにとって、これらは大好物の餌で、そのため、絶えずトンネル内 をパトロールする。  新たに深いトンネルが掘られたときに持ち出された土が、地表に盛られたモ グラ塚である。1個の塚の重さは平均3キロもある。体重100グラム前後のモグ ラにとって、生きるためとはいえ、これだけの量の土の運搬は、大変な重労働 である。  子どものころ、モグラ塚を見つけると踏んで潰して歩いたが、あの下には小 さな命の生活があったのだ。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   エアメール2004   世界のまちから      サラム(こんにちは)     イラン ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□  イランの首都テヘランのパン屋で生まれました。23歳で来日、フランスパン の神様といわれるフィリップ・ビゴさんの下で修行を終え、現在は自分の店で 無添加のパンを作っています。イランの昔の国名はペルシャ、パンの発祥地で す。テヘランのパン屋には、昔ながらの数種類のパンしかありません。パンの 種類の多さとそれを作る技術は日本が世界一ですね。  テヘランの人は紅茶をよく飲みます。日本で飲む紅茶と違うのは、バラの花 びらから作ったローズウオーターを入れ、豊かな香りを楽しみながら飲むこと です。  まちの中にはイスラム教寺院のモスクが数多くあります。壁や天井など至る 所にクリスタルガラスが使われ、床には、地域で模様が異なるペルシャじゅう たんが敷かれています。休みの日になると、町中の人たちがモスクに集まりま す。       Amir Ahmad Tohidloo(アミラ アハマド トヒデル 石原町) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/【上毛新聞ニュース】_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ No.01:《キラリ青春 高校文化サークル紹介》 高崎・鉄道研究部 No.02:《ふるさとの地名 群馬》 桧物町(ひものちょう)高崎市 No.03:ネットビジネスに挑戦 12店で電子商取引  試行運用開始 No.04:県内初の薬学部新設 高崎健康福祉大 06年度、2学科制に No.05:《散歩道の風景》 長野堰円筒分水周辺(高崎市岩押町) No.06:“群響発祥の地”高崎の「ラ・メーゾン」 若手育成の場提供 ___________________________________ No.01 2004年01月17日掲載 《キラリ青春 高校文化サークル紹介》 高崎・鉄道研究部    自慢の模型を“出前”  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  県内の高校では珍しい鉄道研究部は1974年、同好会として発足。90年に部に 昇格した。  2001年、県庁で開かれた「公共交通フェア」に、鉄道模型のジオラマを展示 して以来、模型の“出前”が活動の中心になっている。  「来た人に楽しんでもらい、鉄道に興味を持ってもらえれば」と、部長の田 路史弥君。高崎高の文化祭と同フェアに加え、一昨年から高崎市内の商業イベ ント「問屋町グランバザール」へも出品している。  広さ十畳のジオラマを走るのは新幹線、在来線、山線の電車計6本。山あ り、町ありのジオラマは3カ月かけ、設計図を引く。「山線をどう走らせるか が、一番の見せどころ」(2年・小笠原出君)という。  山は通常、発泡スチロールを重ねて作るが、針金とわら半紙で輪郭を作り、 石こうを使って張り子状に仕上げるのが“高高流”。この手法なら、80センチ 近い高さを出すことができる。展示前の組み立て作業は、ほぼ1日掛かりにな るという。  顧問の塩原秋雄教諭は「発表することが生徒の達成感につながっている。こ れからは製作過程の苦労も、もっと紹介できれば」と話す。  部員は1、2年生各3人。根っからの鉄道少年だけでなく、工作そのものを 楽しむ部員もいる。  パソコンが得意な1年の中川雅貴君は昨年9月、部のホームページを新設。 写真を豊富に使い、PRに役立てている。  発足30周年の節目となる今年は、文化祭で発行する部誌「旅立ちの朝」に、 全部員による共同研究を発表する計画だ。  ▽鉄道研究部のホームページ http://www12.plala.or.jp/TEKKEN/ ___________________________________ No.02 2004年01月15日掲載 《ふるさとの地名 群馬》 桧物町(ひものちょう)高崎市    曲げ物職人の気骨今も  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  市街地中心部に位置する。連雀町、新町、宮元町と隣接するが、この町の名 の特徴は南西に隣接する鍛冶(かじ)町、道路を隔てて北側の鞘(さや)町な どと共通している。  鍛冶屋の鍛冶町、刀に関する鞘町とともに桧物師が多く住んでいた桧物町。 共通点は職人で、江戸時代から職人の街として栄えた。桧物は、ヒノキなどの 薄い板を曲げて作る曲げ物。食器、台所用品などを作る職人が住んでいたこと から町名が付けられた。  昨年11月、桧物町を中心に宮元、連雀、鍛冶町を横切る「南銀座」街路整備 事業が終了、延長218メートルの街路全体を使い「オープニング・パーティー」 が開かれた。この町で生まれ育った松浦幸雄市長らがテープカットして開幕セ レモニーが行われ、ノスタルジックカーの展示などユニークなイベントに多く の市民が集まった。  桧物町に住む南銀座商店街振興会の外処友延理事長(51)は「この町は昔か ら住んでいる人が多い。単なる物売りではなく、オーナーの顔が見えるものを 扱っていきたい。それが財産になる街にしたい」と、江戸時代からの気骨ある 職人魂を後世に伝えたいと腐心する。  角谷文正さん(69)は、同町で金物を扱ってきた。先代、先々代までは鍛冶 屋。鍵(かぎ)の技術に優れ、角谷さんが子供のころには店員が5人くらいお り、店内には何万個という元鍵があった。店は先々代の吉太郎さんの名前から 「角吉(かどきち)」の愛称で知られた。「町内の真木病院に入院する人がヤ カン、コンロをうちから買っていった。自炊して入院する時代だった」と当時 を振り返る。  1910年生まれの丸山幸雄さん(93)は、40年余り映画館の支配人を務めた。 北海道から大阪、京都など全国の東宝系劇場に勤務、義父の勧めで桧物町に事 務所を構えた。「佐波農卒後、盛岡高等農林学校で実習生として宮沢賢治に教 わった。宮沢賢治が『農業を大事にしないと国は滅びる』と言っていた」と振 り返る。  丸山さんは49年ごろ、事務所前の通行客を数えた記憶がある。午前9時から 午後8時までに約4000人が通過したという。「桧物町はちょっとした日用品を 買うのには便利な町だったからね。映画館がはねた夜も大にぎわいだった」と 懐かしむ。 ___________________________________ No.03 2004年01月14日掲載 ネットビジネスに挑戦 12店で電子商取引 試行運用開始    将来は全店参加目指す 高崎商店街連盟  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  インターネットを活用した取引で商店街を活性化しよう―と、高崎市の高崎 商店街連盟(糸井良一代表幹事)は15日、「高崎商連電子商取引(ネットビジ ネス)システム」の運用を開始する。当面は実験事業として12店舗がネットビ ジネスに挑戦。IT(情報技術)への各店舗の対応力を高め、将来的には全店 参加を目指す。商店街連盟全体としてネットビジネスに取り組む試みは、全国 的にも珍しいという。  同システムの構築・運用は、先進性や独創性、発展性があり、波及効果が期 待できる商業者の取り組みを支援する市の商業フロンティア創出支援事業に採 択された。  事業費は300万円で、200万円を市と県が補助し、残り100万円を同連盟が拠 出。ネットビジネスに取り組む各店舗も、ホームページ(HP)の改善などに 伴う経費を負担する。  実験事業は1年間続けるが、3月15日までの2カ月間を試行・検証期間とし て、成果や課題を中間的に取りまとめる。4月以降、希望があれば参加店舗を 拡大する。  12店舗のHPと接続するには、市が構築し高崎商工会議所が運用するデジタ ル版「高崎商店街マップ」と、NTTの協力で同会議所が運用する「goo群 馬 高崎わいわい広場」の2つの入り口がある。ネット決済のシステムは確立 しておらず、今後の課題。  同連盟は「インターネットを理解し親しむ」ことを目標に、NTT関連のI Tボランティアらによる講習を加盟店を対象に実施。各店のHP開設・運用も 支援し、構成する15商店街494店舗のすべてがネットビジネスに取り組める環境 整備を進める。  堀米正一副代表幹事は「既にネットビジネスに取り組み、実績を挙げている 店がある。客の側からみれば、ネットを利用した買い物は当たり前の時代で、 商店街側も勉強が必要。全体で取り組むことで、高崎に接続すればほしい物は 何でも手に入るようになり、客にアピールできる」と話す。  2年前から「goo群馬 高崎わいわい広場」にHPを開設し情報発信して いた店もあり、参加店は「県外からも問い合わせが来るようになった。独自性 を発揮しながら、商売の幅を広げたい」と期待している。  ▽「高崎商店街マップ」 http://www.npogunma.net/takasaki-shop/index1.html  ▽「goo群馬 高崎わいわい広場」 http://machi.goo.ne.jp/mall/waiwai ___________________________________ No.04 2004年01月12日掲載 県内初の薬学部新設 高崎健康福祉大 06年度、2学科制に    産学官の連携事業も 新年度に推進本部  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  高崎健康福祉大(本部・高崎市中大類町、須藤賢一学長)は県内初の薬剤師 養成機関となる薬学部を、2006年度に新設する方針を決めた。医療の現場に直 結した知識を修得する薬学科と、専門的な研究に取り組む製薬学科の2学科を 設ける方向で05年、文部科学省に学部設置の認可を申請する。同大は並行して 新年度、産学官連携事業を推進する同省選定の「知的財産本部」を設置するほ か、既設の健康福祉学部の大学院設置を計画。医薬・食品系新産業の育成、誘 致にも意欲を示している。  薬学部の設置方針は高崎健康福祉大の理事会が11日までに正式決定した。計 画によると、大学本棟隣接地に新学部棟を整備し、80人の学年定員(2学科各 40人)に対して、28人の専任教授陣(講師、助手含む)が6年間のカリキュラ ムを指導する。  薬剤師の養成機関は開設予定を含めて、近県で栃木、埼玉、新潟県内に専門 学部が整備されているが、本県はいわば“空白地帯”となっている。  薬剤師国家試験に毎年、200人程度の県内出身者が合格する中で、人材の県外 流出も余儀なくされており、薬剤師志望者や県内高校からは長く、専門学部の 設置を望む声が出ていた。  同大は薬学部の認可申請に先立ち、関係省庁との調整とあわせて、県や地元 の高崎市に協力を要請。県は県内産業の発展にもつながるとみて、「開設に向 けて、今後、協力できることがあれば検討したい」(薬務課)としている。  教育内容は健康福祉学部で取り組んでいる健康食品の開発、食品分析などの ノウハウを積極的に活用する。健康福祉学部は05年度に大学院を整備する計画 で、薬学と栄養学が連携した独自の研究を推進する。  また、同大短期大学部の3年制看護学科を、06年度から大学内の4年制看護 学部に昇格させる方針だ。大学としては現在の1学部制が健康福祉、薬学、看 護の3学部制となる。  薬学部開設をはじめとした一連の同大の大学改革は、産学官連携の拠点づく りと県内産業への貢献が大きなテーマ。新設される知的財産本部は文科省の補 助を受けながら、ベンチャー企業の育成、県や地元企業との共同研究などを推 進していく。 ___________________________________ No.05 2004年01月10日掲載 《散歩道の風景》 長野堰円筒分水周辺(高崎市岩押町)    生活に寄り添う水の近代化遺産  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  直径12メートルのコンクリート製の円筒から、滝のように音を立てて水があ ふれ出る。高崎市岩押町の長野堰(ぜき)円筒分水は、上流から下ってきた農 業用水を地獄、上中居、矢中、倉賀野の4つの堰に分ける。  水浴びする小鳥、太陽に輝く水しぶき―。思わず足を止めて見入ってしまう 魅力が、この丸い構造物にはある。  円筒分水の下流約200メートルは、4堰のうち3堰が平行して走る様を見るこ とができる。  同市高関町の主婦、小林隆恵さん(55)は「車があまり通らないので安心し て歩けるし、水のある景色は心が和む」と、堰沿いの道を好み、愛犬との散歩 コースにしている。  堰は榛名町本郷で烏川から取水。烏川左岸、井野川右岸一帯の南北6キロ、 東西13キロの区域で、農家1720軒の550ヘクタールを潤す。  16世紀初期、長野信濃守業政が開削したことから、堰の名が付いたとされ る。かつては、堰沿いの民家にとって、炊事や洗濯などに欠かせない生活用水 でもあったという。  「昔は田植えの時期になると、水争いが起きて、けが人まで出たらしい」。 堰を運営する長野堰土地改良区の植原進一理事長(75)は歴史をこう語る。  地獄堰の名は、激しい水争いの名残。1962年、県が円筒分水を設置し、争い は落着したという。  動力を使わず、自然の落差などを利用し、一挙に適正に分水する仕組みの円 筒分水は、全国でも珍しい。地域のシンボル、市が誇る近代化遺産として2年 前、たかさき都市景観賞に選ばれた。  円筒分水近くに住む高橋ヒチ子さん(79)は同改良区の依頼で18年間、分水 の管理を続けてきた。「春は桜の花びら、秋は落ち葉がたくさん流れてくる。 汚いと、皆が困る」と、除塵(じょじん)機を監視したり、円筒にたまるごみ を除き、美化に協力している。  貴重な円筒分水について知ってもらうため、同改良区は4月までに、県の助 成を受けて間伐材を使った案内板を分水前に設置する計画という。  総延長16.4キロの堰沿いには、同市が11カ所のポケットパークを整備してお り、“歩きどころ”は多い。農業用だけでなく、防火用水にも活用され、市民 の生活に寄り添っている。 ___________________________________ No.06 2004年01月07日掲載 “群響発祥の地”高崎の「ラ・メーゾン」 若手育成の場提供    祖父の遺志継ぎ音楽活動再開 25日に初リサイタル  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  群馬交響楽団の“発祥の地”とされる高崎市田町の洋菓子店、ラ・メーゾン (米山誠郎社長)が再び音楽活動に取り組む。フランスで洋菓子作りを修業し て昨年帰国した三代目の米山大介さん(29)が「高崎に知的な遊びの場を」と 発案。25日に同市問屋町の楽器専門店・ピアノプラザ群馬のシューベルトサロ ンで、同店が初めて主催する若手ピアニストのリサイタルを開く。その後も半 年に1回のペースで若手音楽家の育成を目的にしたイベントを続ける方針で、 高崎を「音楽の町」に復活させる活動として注目されている。  同店は大介さんの祖父で故人の地郎さんが、戦後間もない1947年に創業し た。殺伐とした世相の中で「市民に憩いの場を提供したい」と、やはり故人の 井上房一郎さん、丸山勝広さんらとともに若手音楽家に呼びかけ、同店2階の 喫茶室で演奏会を開催。この活動が高崎市民オーケストラ、そして群響の結成 へとつながっていった。  地郎さんは大介さんが中学生時代に亡くなった。「まだ音楽に関心がなかっ たので、祖父からは当時のことをほとんど聞いていない」と大介さん。だが、 フランスで修業した3年間に、現地で勉強する日本人の音楽家らと交流。発表 の機会が得られないなど厳しい現状を知るうちに、音楽家を応援した祖父の気 持ちが分かるようになった。  帰国して家業に従事しながら高崎を見つめ直した時に「人口24万人の都市だ というのに、何か足りない」と感じた。それはパリのどこにでもあった「文化 的なもの。市民の楽しみの場」だった。「市民に文化的な時間と場所を提供し たい」と思い立ち、音楽会を主催することにした。  25日のリサイタルに出演するのは、長野県松本市出身で20代半ばのピアニス ト、平林弓奈さん。フランスでの経験から「若手音楽家が自由に発表する場が 少ない」と痛感したので、当面は若い演奏家を招いての音楽会にする方針。大 介さんは「初のイベントなので、どのくらいお客さんが来てくれるかも分から ないが、継続して定着させたい」と話している。  当日は午後3時開演。入場料はラ・メーゾンの「こだわりケーキセット付 き」で前売り2500円、当日3000円。同店はシューベルトサロンで行われるイベ ントのプレイガイドも引き受ける。問い合わせは、同店(電話027・326 ・2000)へ。 ====================================================================== ●編集後記  長期予報によれば今年は暖冬傾向のはずが、このところやはり寒さの厳しい 日が続いています。そろそろインフルエンザが流行の気配で、高齢者や小さい 子どものいる家庭は用心が必要です。早々と予防接種のワクチンが在庫切れに なった医療機関も多いと聞きました。あとは、部屋の空気を乾燥させない、外 出時にマスクをする、人込みにはなるべく行かない、など地道な自衛手段で乗 り切りましょう。 ====================================================================== 編集:上毛新聞社 メディア局 〒371-8666 群馬県前橋市古市町 1-50-21 TEL 027-254-9982 FAX 027-290-1590 URL http://www.raijin.com/ E-mail furusato@raijin.com ====================================================================== ※この「ふるさとメール」は高崎市と上毛新聞社が協力して作成、発行してい  ます。 ※上毛新聞ニュースの見出し、記事はすべて上毛新聞社の著作物です。  コピー、加工、再配布はしないでください。 ※「ふるさとメール」の購読申込みは上毛新聞社の公式サイト『雷神ドットコ  ム』ホームページから行えます。登録内容の変更や配信の停止も同様です。  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