林桂選

2004年1月20日上毛新聞掲載


みてみてよお空の雲に毛が出てる
群馬ぐんま幼稚園年少 田中 美優
【評】「毛が出てる」がおもしろい。刷毛(はけ)ではいたような秋の雲のことでしょう。「みてみてよ」と、思わず教えたくなる大発見。
にじいろのかいがあればいいのにな
前橋大室小1年 しまりょうへい
【評】虹色の貝。確かにあればステキですね。しま君は、何につかいたいのでしょうか。それともだれかにプレゼントするつもりなのかな。
あきの音かえでいっぱいはなしごえ
大胡小2年 藤井  楓
【評】紅葉した葉は、乾いた音を立てます。楓(かえで)の葉っぱも風に吹かれて、木いっぱいに音を出しています。秋の音は、葉っぱの話し声です。
じきゅうそう風が前からおしてくる
高崎滝川小3年 松本 康平
【評】「前から押してくる」がうまい。入るときに受ける風圧は、こんな感じでしょう。風を押し返しながら、頑張って走ります。
じきゅうそう曲を心でうたってた
高崎滝川小3年 江原 桃子
【評】心の中で好きな曲を思い浮かべて歌い、持久走の苦しさにたえたのです。苦しさにたえる方法の工夫は、人によって様々。
ショベルカーぞうのはなみたいに動いてる
前橋桃川小3年 茂原 大亮
【評】ショベルカーのショベルの動きは、確かにゾウの鼻のようです。これからは、ショベルカーを見るのが楽しくなるような発見です。
ブロッコリーいつもアフロの頭だよ
前橋桃川小3年 鯉渕 優介
【評】ブロッコリーはアフロヘアーの頭みたいだと気が付きました。こういう楽しい視線を持つと、野菜も色々な姿に見えてきますね。