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寒さより静けさ感じる冬の朝
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共愛学園高1年 石原 麻美
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【評】皮膚感覚よりも、聴覚が冴(さ)えて感じられる冬の朝。その聴覚が静寂をとらえています。感覚のいい句です。
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柿の実になりすましてるジョウビタキ
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共愛学園高1年 奥田つばさ
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【評】「柿の実になりすます」で、ジョウビタキの色と愛らしい仕草を表現。ジョウビタキは秋に目に付く小鳥で、季語にもなっています。
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朝の道左右に白き畑のあり
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赤城養護高2年 新井 健司
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【評】左右に雪の積もった白い畑が広がる朝の道。いつもの世界が白い世界となって、踏み込むのに一瞬の緊張感を覚えます。
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谷川の雪日を受けて光りいる
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赤城養護高2年 樋口 太郎
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【評】いち早く雪をいただき白く輝く谷川岳は目を引きます。「雪の谷川」でなく、「谷川の雪」にしたことで、「日を受けて」が生きました。
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仕事から帰る母から重い息
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渋川青翠高3年 岩崎恵美子
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【評】母の重い溜息(ためいき)に、仕事の疲れ、辛さを読みとることができるのです。思いやりの心も、こうした洞察力から生まれるものでしょう。
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銀世界全ての生命が沈黙する
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高崎北高3年 浦野 朋世
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【評】雪に覆われた白銀の世界。「全ての生命」も覆われて、いま静かな時を過ごしているようです。「沈黙」が命の逆説表現のようです。
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知らぬ町止まらぬ雪と少女の涙
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関東学園大附高3年 森田 有美
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【評】降りつぐ雪と少女の涙に、ドラマの一場面を見たような思いにさせられた行きずりの町。二つの「ぬ」の面白さ。
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君と見た花火は遠く夜に散り
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関東学園大附高3年 早川 新介
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【評】「遠く夜に散り」が上手い表現。これは既に記憶となったしまった世界が叙情的に甦(よみがえ)っているのです。「君」のために。
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大掃除昔のノートの誤字発見
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関東学園大附高3年 鈴木 由香
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【評】大掃除(おおそうじ)で出てきた昔のものは、つい見入ってしまうものです。「誤字」に今と昔の自分の違いを発見している視線が面白い。
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