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雪合戦参加しなくてもあてられる
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妙義中1年 清水 祥子
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【評】雪合戦も白熱してくると、相手を選ばなくあります。見学のつもりでいても、何時のまにやら参加させられてしまいます。
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水仙が芽を出しかけの寒さかな
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小野上中1年 佐藤 絵理
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【評】水仙が持つ季節感をよくとらえています。水仙を愛らしいと感じる中には、その寒さに耐えている姿も含まれていそうです。秀作です。
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友達と雪のかたまりけり歩く
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小野上中1年 中澤 奈美
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【評】雪道を通学する子どもは、一度は経験していそうです。積雪の表面で硬くなったのをわざわざ取り出して蹴ったりします。
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暖かな月曜空に星は出て
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小野上中1年 唐澤 秀行
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【評】寒さがゆるんできた春先を感じさせます。それにふさわしいゆったりとした句のリズム。星も暖かい光を放っていそうです。
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つららを心の中で落としたい
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水上中2年 阿部 高希
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【評】実際に落とさないで心に留めておくのは大人ですが、氷柱を落としたいという欲求は子どもらしいもの。そのバランスがおもしろい。
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雪とけて少しさみしい桜の木
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水上中2年 桑原 成美
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【評】雪が解けても、まだ芽吹きには早い時期の桜の木。「少しさみしい」には、不思議な実感と切なさが感じられます。
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冬の水それより冷たい山景色
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小野上中2年 佐藤 陽
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【評】冬の水が冷たいとは誰でも感じますが、冬山も冷たく冷え込んでいると実感できるには、感受性の強さが必要です。
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大樹から時間が止まる氷かな
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小野上中2年 佐藤 陽
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【評】大樹のゆったりとした時間とともに、冬の寒さをも感じさせます。「蝶墜ちて大音響の結氷期」(富沢赤黄男)という世界もあります。
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部屋一人水の落ちる音聞こえ
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小野上中2年 斉藤 薫
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【評】一人で部屋にいる孤独感が、どこからともなくする水の音を聞きつけます。孤独感を水の音に見出す感性は鋭いものがあります。
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三月のプルコギ食べて誕生日
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小野上中2年 宮 裕太
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【評】誕生日のお祝いで食べるプルコギ。非日常的な料理であるところが、お祝いの所以(ゆえん)。「三月の」に坪内稔典風の面白みがあります。
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帰り道若葉の音を聞き歩く
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小野上中2年 野村 大樹
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【評】「聞き歩く」は、力を抜いた流した表現とも言えますが、ゆったりとっした心を思わせる表現にもなっています。
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ガラス窓手のひら集めて夜なべかな
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小野上中2年 唐澤 聖美
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【評】「手のひら集めて」が上手い。夜なべにかかわる家族を手のひらの動きで見る視点は優れています。
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春近し祖父の花だんがカラフルだ
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安中一中2年 小島 愛美
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【評】祖父の花壇の彩りに春の近いのを感じます。春を先取りする花々を植えるお祖父さんの丹精ぶりもうかがえます。
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冬の朝木陰にかくれる青い雪
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下仁田東中3年 永井 彩香
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【評】「青い雪」は、陰の雪の色彩をこう呼んだのでしょう。白い雪にも、色々な色彩があることをよく知っている人の作品です。
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風が好きその想いだけで胸いっぱい
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下仁田東中3年 柳沢 匡
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【評】伊藤信吉さんも風が好きで「風の詩人」と呼ばれていましたが、「風」は横浜に住む伊藤さんと故郷上州をつなぐものでした。
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卒業が近づく桜の風が吹く
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下仁田東中3年 下山 陽宏
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【評】この「桜の風」は、まだつぼみの状態を吹く風でしょう。卒業が近づくことが、春の風の幻影を見させているようです。
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月光が椿を照らし舞い落ちる
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高崎片岡中3年 山田 望未
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【評】椿を照らしたことで、「舞い落ちる」ような光りになった月光。鋭い寒光が、柔らかい光に変わるます。
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空の色も風のにおいも変わる春
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高崎片岡中3年 田中 直樹
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【評】「春」への思いが感じられる句です。「変わる」には、明るいイメージの一切が託されているのです。
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春が来てもうすぐ君と逢えなくなる
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水上中3年 荒川 恵
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【評】卒業の春。違う学校に進学する「君」なのでしょう。そして、片思いのままの「君」なのでしょうね。
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