林桂選

2004年4月6日上毛新聞掲載


おねえちゃんらんどせるっておもたいの
前橋桃瀬幼年長 たけいりお
【評】この春から一年生になって、ランドセルをせおってかようことになります。1年生になる喜びがこの問いの中に生き生きしています。
弟はわらいかわせみとまらない
倉淵中央小2年 山田まりあ
【評】笑い上戸の弟。笑い出すとなかなかとまりません。「わらいかわせみ」にみたてて、弟への愛情も感じられるものになりました。
啓蟄だありがでてきたさくらの木
下仁田西牧小2年 武藤 優大
【評】啓蟄は冬ごもりをしていた虫たちが地上に出はじめことを言います。武藤くんは、桜の幹に見つけたアリにそれを確認したのです。
クロッカスつぼみがあるよ生まれたよ
下仁田西牧小2年 柳   翔
【評】ふたつの「よ」がいい。「つぼみがあるよ」は事実の発見。「生まれたよ」は、命の発見。一つのものに二つの発見をしています。
きゅう食も春にだんだんなってきた
前橋桃川小3年 内山 拓哉
【評】いろいろなところにかくれている季節感。給食のメニューに感じる春。生活の中から季節感を見つけてるいるのは立派。
春がある前にも後にも春がある
倉淵川浦小3年 美才治叶恵
【評】回りじゅうが春。春という季節は、特にそれを強く感じさせてやって来ます。春の喜びにあふれた句です。
いつの間に雪の地面にあなあくよ
倉淵川浦小3年 水野 圭悟
【評】雑木林などは、木のまわりから穴があいたりします。どんなところから穴があくか観察してみてください。
フリースロースパッと入ってたんじょうび
前橋若宮小4年 書上  韻
【評】バスケットの神様が、誕生日のお祝いをくれたのでしょうか。見事に決まったフリースロー。これも一生懸命やっているからこそ。