林桂選

2004年4月20日上毛新聞掲載


おにいちゃんめがねをかけてでかけます
前橋大室小1年 くろだあゆみ
【評】めがねをかけるようになったお兄ちゃん。外出の時には、違った人のように見えます。
うちの犬ねるときいつも耳ひらく
前橋大室小1年 たかはししゅん
【評】「耳ひらく」は、よくかんさつができていることばです。犬を好きと思うきもちが見つけたのでしょう。
たいようがあたりかげがでてきます
前橋大室小1年 かんざわあやか
【評】「でてきます」がおもしろい。かげはたいようをまって、どこかにかくれていたのかもしれませんね。
教室はみんなをしまうちょきんばこ
前橋桃川小3年 賀川  葵
【評】みんなが大切な宝物ということなのでしょう。見立てがおもしろいだけでなく、仲間を大切に思う気持ちも感じられる作品です。
うちの犬なの花のくきが大すきだ
前橋桃川小3年 藤井 菜々
【評】食べるのが大好きなのかな? ならば食感がいのかな? それともにおいをかぐのが好きなのかな?
空見るととびたい気持ちになっちゃうな
前橋桃川小3年 青木  佑
【評】空がもっている力に素直に反応したならば、きっとこうなるでしょう。大人は忘れてしまった思いです。
うちの犬遊びたくてついてくる
前橋桃川小3年 大沢えりな
【評】ついてくる犬の気持ちを「遊びたくて」と見抜いてしまった大沢さん。それはいつも犬と遊んでいるから分かることでもあります。
かげってねぼくについてくぼくなんだ
前橋桃川小3年 三谷 拓史
【評】かげも「ぼく」なのです。だからどこまでもどこまでもかならずついてくるのです。視点がおもしろい。
朝早く信号しずかにお仕事だ
前橋桃川小3年 申  玄祉
【評】どんなに早く起きてみても、もう仕事をはじめている信号機。「しずかに」がいい。信号に対する敬意がこもっていそうです。
しもばしらザクザクと鳴る楽器だね
前橋大室小4年 山本瑠璃子
【評】霜柱を楽器に見立てたところがおもしろい。たたく、吹く、ひく。いろいろな演奏の仕方がありますが、霜柱はふむ楽器ですね。
冬の水みんなあつまりなにしてる
倉渕川浦小4年 せきじゅんや
【評】時には氷になって固まって集まっている冬の水。とても仲良しで、秘密の相談でもしているのでしょうか。