鈴木伸一選

2004年5月25日上毛新聞掲載


さえずりに起こされた日は空青し
高崎北高1年 富田奈央子
【評】鳥のさえずりと共に目覚めた春の朝。「空青し」という断定が、とてもすがすがしい。何かいいことがありそうな予感がしますね。
陽炎の彼方に見える知らぬ町
高崎北高1年 柄澤 一衣
【評】「知らぬ町」は陽炎(かげろう)による幻視であるとも、現実の町であるとも読め、日常と非日常の境界にいるような奇妙な感覚にとらわれます。
雲泳ぐ姿横目に君を見る
富岡実業高1年 山口  瞳
【評】流れる雲を眺めるふりをして、実は気になる人の方を見ている作者。若々しい恋愛感情を、ユーモアを交えて表現したところがいい。