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花吹雪手の中見ても花はなく
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高崎片岡中1年 斉藤 恵
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【評】「手の中見ても」で、美しくもはかない花吹雪のイメージが、見事に描かれています。斉藤さんの心の中も、おのずと想像されます。
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おこられてろうかにたつと花きれい
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高崎片岡中1年 須藤 翔大
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【評】たとえ廊下に立たされていても、花の美しさに感動できるのはすばらしいこと。須藤君は、きっと純粋な感性の持ち主なのでしょう。
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やわらかな春の気持ちと空の色
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高崎片岡中1年 川島 佑介
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【評】春は、なるほど「やわらかな」という形容がふさわしい季節。こんな気持ちを持ち続けていれば、すばらしい中学校生活が送れます。
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窓のそと広がるさきは明日の夢
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高崎片岡中1年 佐々木正乃
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【評】希望にあふれた新中学生の心の内が素直に表現されており、好印象を持ちました。佐々木さんの夢が実現するよう、私も応援します。
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英和辞典片手に持ってる新入生
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小野上中3年 佐藤 俊樹
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【評】はじめて英和辞典を手にすると、中学生になったことが実感できて、何となくうれしいんですよね。佐藤君も、そうだったでしょう?
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青空に桜の花を浮べてみてよ
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小野上中3年 野村 美幸
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【評】青空にサクラが浮かんでいるだけでは平凡。だれかに向けて「浮べてみてよ」と呼びかけたことで、共感を得る作品となりました。
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日曜日眼鏡をかけて本を読む
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小野上中3年 中澤 瑞希
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【評】中澤さんは、学校では眼鏡をかけないのかな? とすれば、人目を気にせず読書に没頭できるのは、日曜をおいて他にありませんね。
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青空に夏がちらつく四月かな
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小野上中2年 野村 成美
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【評】確かに「四月」という月には、春から夏へ移り変わってゆく微妙な季節感覚があります。それを「ちらつく」によって、うまく表現。
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春すぎてチャボの卵の中に夏
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小野上中2年 飯塚 仁美
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【評】卵の中には、小さな命が息づいています。それは、生命力に満ちた「夏」という季節のイメージに、いかにもふさわしい感じです。
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春休みやっと届いたコンタクト
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小野上中1年 野村 翔平
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【評】何かを待っている時間というのは、やたらと長く感じられるものですね。「やっと届いた」に、そうした思いが正直に出ています。
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すいそうにいるカメいまだ名前なし
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小野上中1年 小野 瑞穂
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【評】このカメは名前がないので、話しかけるたびに、いろいろな呼び名に変わってしまうのだそうです。ユーモラスな内容がいいですね。
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桜まうその中みんなであるいたよ
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下仁田中1年 大林茉衣子
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【評】新しいクラスメートみんなで、花吹雪の中を歩いたのです。こうしたことを通じて、クラスの絆(きずな)はさらに強まってゆくのでしょう。
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木々を見て川見て野見て春探し
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下仁田中3年 吉田 祐平
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【評】「見て」のくり返しが心地よいリズムを奏で、春到来の喜びが素直に伝わってきます。童謡「春が来た」を思い出させる楽しい俳句。
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暖かい光を受け取る桃の花
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下仁田中3年 永井まゆか
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【評】暖かな春の光をいっぱいに浴びて、つややかに咲いたモモの花。「受け取る」が、まるでモモに意思があるかのごとく感じさせます。
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真夜中に光求める桃の花
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富岡南中3年 山口 大輔
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【評】偶然にも、前句と好対照。前句の向日性に比べ、こちらは象徴性がより強い。自己の内面を、モモの花に仮託したということですね。
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乗り出して見てるテレビの開花予報
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富岡南中3年 富松阿友美
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【評】「乗り出して」に、実感があります。サクラ好きの人の多くは、テレビの開花予報を見ただけで、何やらうきうきしてきますものね。
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次々と教科書配られ感じる春
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水上中3年 中島 諒久
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【評】学校生活の中に季節感をとらえた点がいい。特に「次々と」がリアルで、ちょっと困惑したような作者の顔まで見えてくるようです。
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飛んでいる追われる蝶と追う心
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沼田西中3年 市橋 雅史
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【評】チョウを追う自分の心に、もう一人の自分が問いかけています。こんなふうに常に自分の行為をかえりみることは、とても大事です。
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遠くから風にゆられる沈丁花
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境南中3年 福島美保子
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【評】とても美しい作品。ジンチョウゲは小さな花が密生して咲くので、離れて眺めると、全体が薄紅色のかたまりのようにも見えますね。
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校庭に桜散りゆく午後の風
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境南中3年 小暮 範彦
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【評】これも美しい作品ですが、ただ漠然と美しいだけでなく、「午後の風」というふうに、状況をきちんと押さえて書いたのがよかった。
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夏近し若葉と私そだちつつ
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境南中3年 白石 悠人
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【評】自分の成長をみずから感じ、それを屈託なく詠い上げることができるのは、まさしく若さの特権。
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初景色たくさんの顔笑ってる
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境南中3年 関口 理紗
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【評】元日の野外の風景を「初景色」と言います。「たくさんの顔」は、初詣の人達でしょうか。関口さんの脳裡に浮かんだ顔でしょうか。
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牛の声隣に白き蝶がとぶ
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松井田小6年 上原 茜
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【評】「牛の声」と「白き蝶」とがぶつかって、俳句ならではの印象美を生んでいます。どことなく非日常的な雰囲気もあり、惹(ひ)かれます。
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夕ぐれに桜のトンネル光ってる
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甘楽小幡小6年 高木 里奈
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【評】ライトアップされたのではなく、サクラの中にある命が、みずから光を発しているような感じです。美しく、そして幻想的な情景。
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鳥たちものどかにすごす春休み
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群馬上郊小5年 田村 慧子
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【評】鳥達も田村さん達もみんな、のどかに過ごしているのです。いかにも春休みだなあ、と思います。
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春の風ツバメをよびにここへくる
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沼田小5年 小材 麗加
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【評】童話の一場面のような、夢のある作品です。春の風に呼ばれて、ツバメはきっと飛んできますよ。
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毎日のきれいな風でさくらまう
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沼田薄根小5年 高橋 桂太
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【評】目には見えない風を、「きれい」と感じた高橋君。とてもいい感性です。きれいな風に吹かれて、サクラもきれいに空を舞います。
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こうえんははるのおとずれまっている
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沼田薄根小5年 笛木 勝美
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【評】冬の公園は、人気(ひとけ)がなくてさびしいですね。春が来て、おおぜいの子ども達が楽しく遊んでくれるのを、公園はじっと待っています。
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