鈴木伸一選

2004年7月20日上毛新聞掲載


ほうかごにとしょしついくとしずかだな
前橋桃川小2年 みやざきりょう
【評】上級生はまだ授業中で、図書室が静かなのかもしれません。でも、その「静か」ということが、りょう君のりっぱな発見なのです。
つうがくろつゆのあいまのあつい道
群馬大附小3年 稲津 幸翼
【評】梅雨の晴れ間の暑い日。久しぶりに顔を出した太陽の下、汗をかきながら登校します。夏の季節感が、しっかりとらえられています。
雨がふるざーざぼしゃぼしゃぼくの雨
吾妻岩島小2年 片貝 太郎
【評】「ざーざぼしゃぼしゃ」は、太郎君の耳だけに聞こえた、すてきな雨音。だからこそ、「ぼくの雨」という言葉が生きてくるんです。
おはなさんきれいにさいて雨すってね
吾妻岩島小2年 林篠 未羽
【評】自然のめぐみである雨をたっぷりとすって、お花がきれいにさいてほしいという、未羽さんの願い。やさしさにあふれたはいくです。
はるのかぜとんねるぬけてきもちいい
松井田九十九小1年 かとうありさ
【評】トンネルをぬけると、景色(けしき)だけでなく、ふく風までもちがってくるのです。いかにも気もちのいい春風を、すなおに表現できました。
てつぼうでこうもりじゃんけんたのしかった
下仁田西牧小1年 小嶋 香澄
【評】コウモリみたいにさかさにぶら下がって、じゃんけんをするのでしょうが、本当にたのしそう。元気のあるはいくで、いいですね。