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真っ青な大空の中テニスする
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前橋六中1年 富沢 瑞紀
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【評】「大空の下」ではなく、「大空の中」。この伸びやかな詩的飛躍があってはじめて、テニスのそう快感も端的に伝わってくるのです。
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夏空と優勝めざし練習だ
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前橋六中1年 岡田 匠平
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【評】部活の種類は書かれていませんが、雄大な夏空に励まされ、がんばる力が湧(わ)いてくるという岡田君の思いは、とてもよく分かります。
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水たまり秋の素顔を映しだす
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前橋六中1年 平林 花織
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【評】秋になると、水たまりにさえどことなく澄んだ印象を受けます。あらゆるものの本当の姿が、そこに映し出されるような気がします。
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風が吹きもうすぐおわる暑い夏
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前橋六中1年 吉野 茉耶
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【評】暑くて嫌だった夏も、いざ終わろうという時期になってみると、どことなくさびしさを感じます。そんな気分から、詩も生まれます。
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暑い中青空の下でがんばる僕
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前橋六中1年 大山 翔己
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【評】部活が何であれ、大山君は暑さに耐え、本当にがんばっているのでしょう。この飾らない表現に、私も素直に応援したくなりました。
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一列に連なるとんぼ連なる自転車
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下仁田中1年 今井 知美
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【評】朝か夕かは不明ですが、ともかくおもしろい光景を発見しました。「連なる」のくり返しが効果的で、映像が鮮明に見えてきます。
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秋になり空色うすく遠く感じる
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下仁田中1年 中野 由貴
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【評】秋の空は透明感がある半面、どこかさびしい印象も受けます。「うすく遠く」という表現に、中野さんの気持ちがよく表れています。
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雲の峰私を包む昼下がり
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下仁田中3年 上原 聡美
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【評】山のような積乱雲が、「雲の峰」。いかにも夏らしい雄大な風景と、作者が一体化しています。広がりのあるイメージがいいですね。
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思い出が空にあふれる夏休み
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小野上中1年 佐藤 磨依
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【評】「空にあふれる」という表現が伸びやかで、とてもいい。中学生として最初の夏休みを、佐藤さんは有意義に過ごせたようですね。
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飴をなめ溶ける速さは夏休み
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小野上中2年 佐藤 絵理
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【評】飴をなめるという些細(ささい)な一事も、こうして立派に詩となるのです。漫然と夏休みを過ごしていては、こういう発想は得られませんね。
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台風の後に聞こえる水の音
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小野上中2年 中沢 奈美
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【評】「水の音」から多様なイメージが湧いてきますが、総じて静かな印象。台風が去り、平穏な日常が戻ってきたという感じでしょう。
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夏休み静かに通る秋の風
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小野上中2年 一場 萌
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【評】夏休みも終わり近くなると、風の感触も今までとはどこか違う感じがしてきます。静かに、でも確実に秋が近づいてきているのです。
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秋近しきのこのにおいがしてきそう
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小野上中2年 佐藤 駿一
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【評】この句は「におい」を描いていますが、これは佐藤君が実際にキノコの匂(にお)いを知っているからで、俳句では、こうした実体験が大事。
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書中見舞い書き記された海の音
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小野上中3年 佐藤 俊樹
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【評】夏の海の様子が書き記された暑中見舞い。書いた人の心の内を思いやれば、何となく遠い海の音までもが聞こえてくる気がします。
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焼きたてパン秋をまとってふわりする
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小野上中3年 唐沢 聖美
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【評】さわやかな秋。焼きたてのパンも一層ふんわりと、おいしそうに見えます。秋という季節そのものが、隠し味になっているようです。
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夏の朝目覚まし時計声がない
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富岡南中3年 佐藤 将也
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【評】目覚まし時計が鳴らなかったのか、それとも鳴らさなかったのか。おそらくは後者。普段よりゆっくり寝ていられる夏休みのある日。
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病室に閉じこめられた夏休み
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赤城養護小児医療センター分校中1年 飯塚 麻衣
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【評】もちろん飯塚さんも、入院の必要性は承知しているのです。それでも、ときにはこの句のように叫びたくなることもあるのでしょう。
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宿題は白紙のままで夏が行く
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赤城養護小児医療センター分校中1年 井上 勇佑
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【評】白紙の宿題を前にした井上君の複雑な心が、痛いほど伝わります。私には、この選評を通して励ますことしかできないのが残念です。
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去年よりおはしょり少ない浴衣かな
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前橋四中1年 書上 奏
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【評】「おはしょり」は、着物のすそをはしょること。おはしょりの少なくなった浴衣(ゆかた)を着て、自分の成長をあらためて実感した書上さん。
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葉っぱゆれ青い鳥が舞っている
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前橋若宮小6年 石沢 梨奈
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【評】風にゆれる葉が、青い鳥に見えたのでしょう。同時に、物語の中の青い鳥も思い浮かびます。二つのイメージの重なりがいいですね。
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先生の俳句にみんな笑ってる
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前橋若宮小6年 前原 和史
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【評】楽しげな授業の様子が、よく伝わってきます。もちろん楽しいだけでなく、みんながしっかり俳句を勉強していることも分かります。
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静まった海は大きな鏡かな
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前橋若宮小5年 書上 韻
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【評】夏には朝凪(あさなぎ)・夕凪(ゆうなぎ)といって、風が止み、海が静かになる現象が見られます。この句も、そんな場面でしょうか。「大きな鏡」がいい。
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秋が来た日の出といっしょに秋が来た
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前橋桃川小6年 小鮒 尚輝
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【評】童謡の一節を思わせる「秋が来た」のくり返しが、リズミカルで楽しい。澄んだ空気の中で日の出を見た感動が、素直に出ています。
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おにやんまお盆にじいちゃんのせてくる
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下仁田小坂小6年 茂木 淳
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【評】今は亡きおじいちゃんが大きなオニヤンマに乗って、お盆に帰ってくるというのです。飛行機で海外旅行から帰ってくるみたいに。
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秋の空雲が団子に見えてくる
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群馬上郊小6年 関根 悠貴
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【評】雲がいろんな食べ物に見えるという俳句は多いのですが、そんな中、「団子」はなかなかおもしろい着想。いよいよ食欲の秋ですね。
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