林桂選

2004年11月9日上毛新聞掲載


おべんとうままのきもちがつまってる
松井田九十九小1年 かんべしおん
【評】おべんとうをもってゆくことは、ママのきもちをもってゆくことになりますね。ママといっしょのえんそくです。
はながさくきらきらしたはながおどったよ
前橋桃川小1年 むらおかゆりか
【評】「きらきらしたはな」がいい。花はさくと、みんなかがやいて見えるからふしぎです。かぜにふかれると、たのしくておどります。
コスモスが秋ぜんたいにさいている
群馬国府小2年 堤  宏昌
【評】「秋ぜんたいに」がおもしろい。畑、庭、道のはたと咲きほこるコスモスは、秋そのもの、全体に咲いているような感じです。
やぎさんつのがぴんとしてつよそうだ
前橋東小2年 村上  潤
【評】強そうだと思っていなかったヤギ。でもピンした角のようすを見て、強そうと思うようになりました。実物を見る面白さです。
ライオンはメスがおきててオスねむる
前橋東小2年 バルジュロンマリジョゼ
【評】オスとメスの違いをよく観察しました。寝ている姿はいかにもオスらしく、起きている姿はいかにもメスらしい。見ることの力です。
じぶんのてしゃべるかーだほってほる
前橋笂井小2年 きむらあきし
【評】イモほりの句。楽しく一心にほっているようすが、生き生きと描かれています。シャベルカーになりきってほります。
おちゃわんをあらっていたらすずしいよ
松井田西横野小3年 田原 ゆか
【評】いつもおちゃわんあらいのお手つだいをしているのでしょう。あらう水の温度の変化で季節の変化をしります。
あさのきりかくれんぼしてるみょうぎさん
松井田西横野小3年 しお本右京
【評】朝霧に現れては消える妙義山。まるでかくれんぼをしているようです。霧は秋の季語。美しい秋の妙義が、一層美しく感じられます。
顔よせて何の相談ひがんばな
群馬大附小4年 福島沙也加
【評】かたまって咲く彼岸花。たしかに顔を寄せて何か相談をしているように見えます。彼岸花の咲き方を楽しくたとえることができました。