|
雨の日はかさもいっしょにおかいもの
|
|
前橋桃川小6年 蟻川 景介
|
 |
【評】カサをさしてゆく雨の日の買い物。カサにしてみると、一緒に買い物にゆけるめったにないチャンスです。
|
 |
|
晴れの日は山が大きくたっている
|
|
前橋桃川小6年 品川 珠緒
|
 |
【評】「大きくたっている」がうまい。秋晴れの深い空をバックにすると、山も一段と立派に大きく感じられます。
|
 |
|
運動会いろんな旗が花のよう
|
|
前橋桃川小6年 高橋 裕子
|
 |
【評】運動会のグランドに掲げられる万国旗。空に花がさいたような鮮やかさで、運動会の気分も盛り上がります。
|
 |
|
雨の日の子供はいつもぬれていた
|
|
前橋桃川小6年 岡村理沙都
|
 |
【評】傘をさしてもカッパを着ても、子どもは濡れてしまうのかもしれません。子どもは濡れることが嫌いではないからでしょう。
|
 |
|
カーテンがさむさに負けてくちゃくちゃに
|
|
前橋桃川小6年 石嶋 紘大
|
 |
【評】カーテンのひだも、季節によって見え方が変わるから不思議。寒くなると、寒さにこごえているように見えてきます。
|
 |
|
ひつじぐも見てたらセーターほしくなる
|
|
前橋桃川小6年 鯉渕 杏子
|
 |
【評】羊雲から羊毛、そしてセーターを連想したのかもしれません。でも、羊雲は秋の雲。寒さに向かう季節の雲です。
|
 |
|
かけ声がどんどんはやまる三人四脚
|
|
前橋山王小6年 岩井 克帆
|
 |
【評】息があってどんどん速くなる三人四脚のようすを、かけ声で表現しました。生き生きとした描写になっています。
|
 |
|
雲ゆれてふきぬける風秋の風
|
|
伊勢崎豊受小6年 小林 優作
|
 |
【評】「雲ゆれてふきぬける」のですから、この秋の風は強い風でしょう。肌にも冷たくなって、季節が急いで変わってゆきます。
|
 |
|
おばあちゃんぼく真けんに走ったよ
|
|
榛東南小6年 内田 洸稀
|
 |
【評】お祖母さんへの運動会の結果報告。順位ではなくて、真剣に走ったことが報告の第一位。とてもいい報告になっています。
|
 |
|
秋の陽は真っ赤でどこかさびしそう
|
|
榛東南小6年 阿部千恵美
|
 |
【評】「真っ赤」という色に寂しさを見つけたところがいいですね。元気な色だと思っていた赤にも、寂しいときがあったのです。
|
 |
|
どんぐりに顔書き並べ父と母
|
|
高崎片岡中1年 山中 咲乃
|
 |
【評】父と母の顔を作ろうとしたのではなく、二つ並べてみるて父と母に似てたのに気がついたのでしょう。遊びの顔書きによくある発見。
|
 |
|
天高く舞う雁たちのマスゲーム
|
|
高崎片岡中1年 飯塚 喬子
|
 |
【評】列をつくり、その列を様々に変化させながら天高く渡ってゆく雁。確かにマスゲームをやっているようですね。
|
 |
|
雨ふれば秋を呼んでる音になる
|
|
六合中1年 山本 俊輔
|
 |
【評】一雨毎に秋が深まるのです。雨音が冷たく感じられます。その音に秋はしみじみと実感されるのです。
|
 |
|
燃える陽に焼かれるような赤とんぼ
|
|
六合中1年 山口 清華
|
 |
【評】秋の夕陽の近しい距離感を、「焼かれるような赤とんぼ」で表現。いかにも、西の空を一面に染める秋の夕陽の感じです。
|
 |
|
サルビアがゆれる風ふく午後の庭
|
|
小野上中1年 佐藤 莉奈
|
 |
【評】夏から秋まで咲き続けるサルビア。その花を吹く風も秋めいてきたことでしょう。さわやかな午後を感じさせてくれる庭の風景です。
|
 |
|
声合わせ秋風で飛ぶ長縄や
|
|
小野上中2年 唐沢 秀行
|
 |
【評】気持ちを合わせるために合わせる声。長縄飛びの練習風景です。運動会の練習でしょうか。秋風がさわやかです。
|
 |
|
うわばきの白さも目立つ月曜日
|
|
小野上中2年 長久保徴子
|
 |
【評】持ち帰った上履きを土、日曜日に洗ってきたのでしょう。すこし誇らしいような白さに、一週間の始まりへの思いが重なります。
|
 |
|
帰り道稲刈りしてるお父さん
|
|
妙義中2年 清水 卓見
|
 |
【評】下校の道すがら、稲刈りをするお父さんに出会ったのです。思わず見つけた働くお父さんの姿に、感謝の気持ちが湧いてきます。
|
 |
|
稲光夜空にかがやく道一つ
|
|
妙義中2年 丸山 賢一
|
 |
【評】稲光が夜空を明るくして、一瞬闇に道が浮かびあがります。心象的で重厚な句。一本道を稲妻の比喩(ゆ)とも読めますが、それでは少し陳腐。
|
 |
|
教科書に入り込んでた秋の風
|
|
小野上中3年 佐藤 俊樹
|
 |
【評】教科書を開いたときに感じる秋気。まるで教科書に隠れていたようです。学ぶことの寂寥(せきりょう)感もどこか漂います。
|
 |
|
校庭に降るたくさんの秋雨かな
|
|
下仁田中3年 吉田 祐平
|
 |
【評】校庭の広さの分だけ、雨の降る範囲に見通しがききます。そして、その分だけたくさん降る感じもしますね。
|
 |
|
畑横大量発生彼岸花
|
|
沼田西中3年 澤浦亜里沙
|
 |
【評】なぜこんなところにという場所に、花茎だけで真っ赤に固まって咲くマンジュシャゲは、確かに突然の大量発生の感じがありあます。
|
 |
|
登り坂すれちがう人の風感じ
|
|
富岡南中3年 塚田真梨菜
|
 |
【評】すれ違う人に風を感じるのは、空気が冷たくなってきた証拠。すれ違う相手が坂を下りる人で、少し速いだけでも強く感じる寒さです。
|
 |
|
山々にひびく寒さよ秋の朝
|
|
六合中3年 西山 貴枝
|
 |
【評】「山々にひびく寒さ」の上手さに感心。空気が澄み冷えてきた晩秋の山の雰囲気をよく捉(とら)えています。
|
 |