鈴木伸一選

2004年12月14日上毛新聞掲載


さくらんぼわたしとママがわらってる
前橋桃川小2年 山田あゆみ
【評】サクランボって、見ているだけで気もちがなごむくだものですね。あゆみさんとお母さんのすてきなえがおが、目にうかんできますよ。
きた風が町じゅうさむくしてしまう
前橋桃川小2年 わたなべなお
【評】北風がふくたびに、町はどんどん冬の表情へとかわってゆきます。道行く人はおとなも子どもも、見るからにさむそうなようすです。
ふゆのかぜマフラーをまいてさあいこう
前橋桃川小2年 田子 春菜
【評】つめたい風のふく日も、春菜さんは元気いっぱいです。お気に入りのマフラーをまいたら、さあ、外で思いきりあそんできましょう。
かれはがねからからだんすをしているよ
前橋桃川小1年 つづきみかこ
【評】かれはがカラカラと音を立てているというより、「からからだんす」という名前のダンスをしていると読むほうが、おもしろいですね。
どんぐりをひろってつくるかさじぞう
群馬上郊小1年 松田 萌夏
【評】ドングリでコマを作るというようなはいくが多い中、むかし話の「かさじぞう」を思いうかべたのが、萌夏さんのすばらしい点です。
夏の夜はなびおわるとねむくなる
松井田西横野小3年 山口 七海
【評】花火大会の花火があまりきれいなので、つい終わりまで見てしまったのでしょう。そのあと、急にねむくなっちゃったというわけです。
子どものあきはっぱあそびはたのしいよ
松井田西横野小3年 大沢ひびき
【評】「子どものあき」という言い方に、とても感心しました。ゆたかな自然の中で、秋というすてきな季節をたっぷりと楽しんでください。
かわむいたみかんのすじはめいろかな
下仁田小2年 神戸 美紅
【評】美紅さんはミカンをよく観察して、「めいろ」という言葉に出合いました。身近なものからいろんな発見をするのは、とても大事です。
むしのこえまいにちきいてしあわせだ
群馬国府小2年 今泉 貴雄
【評】虫たちだって、せいいっぱい生きているんだものね。生き物に寄せる貴雄君のやさしさに、私も何だかしあわせな気もちになりました。
いまはふゆおちばはひどくおちてくる
群馬国府小4年 堀込 杏樹
【評】俳句はたった一つの言葉の使い方で、ぐんとよくなったりします。この句は「ひどく」という実感のある言葉が、とても効いています。
今年のねはつゆきだけど大ゆきだ
昭和大河原小3年 竹吉柚貴子
【評】ちょっと降って、すぐにやむかと思っていたらとんでもない。すごく積もってしまいました。はつ雪だというのに、びっくりですね。
えんそくで子どものしろであそんだよ
千代田西小3年 橋本 莉奈
【評】名前からして楽しそうな、「子どものしろ」。遠足の思い出が、すなおに書けています。今度は、どんなあそびをしたのかも教えてね。