林桂選

2005年2月16日上毛新聞掲載


ああいたいゆきにかまれたてがまっか
前橋 3歳 品川 瑞華
【評】「かまれた」がおもしろい。たしかに、雪でつめたくなった手は、かまれたようにいたい感じがします。
みずいろのキャンディーはなつのそらのあじ
前橋きりのこ保育園年長 すずきちひろ
【評】水色のキャンディーから広がるいろいろな思いは、夏の空の色にたどりつきました。すると、味も、夏の空の味に思えてきます。
ゆうやけだのんでるおれんじじゅうすいろ
前橋北保育所年長 なかやきぬ
【評】飲んでるオレンジジュースと同じ色の夕焼けを見ました。夕焼けが大きなオレンジジュースのように見えてきました。
雪だるま顔を作るの楽しいよ
群馬国府小2年 桑野 竜輔
【評】雪だるまの最後のしあげは顔。このときが一番楽しいのです。雪だるまの顔を見たくて、雪を集めていたのかもしれません。
そりあそびまがる時は手をつかう
群馬国府小2年 佐藤 祐也
【評】体重移動だけでは曲がりきれないそり。左右の手をブレーキがわりに使って、巧みに曲がるのです。
いけの水こおりそうでこおらない
前橋桃川小2年 砂川  司
【評】「こおりそうで」に、凍ることを期待する思いが感じられます。でも、大きな水たまりの池は、そんなに簡単には凍りません。
お父さんじょせつで二日のお正月
昭和大河原小3年 竹吉柚貴子
【評】突然の大雪で、除雪作業のお仕事が入ったお父さん。お正月も、ゆっくりと休んでいられません。秀作です。
雪の日は上の畑のスキー乗り
昭和大河原小3年 吉沢 佳輝
【評】雪で畑がスキー場に早変わりです。「上の畑」は、大きくて、傾斜地になっているのでしょう。具体的な書き方がいい。
初雪に小さな足あといもうとの
前橋大室小3年 内藤  楓
【評】まだ幼い妹さんでしょう。喜んで雪に足跡をつけています。その小さな足跡を、かわいいと思う姉の気持ちが感じとれます。