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田の苗が風にふかれてドミノみたい
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前橋大室小5年 神沢 瑞歩
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【評】風に吹かれて、みな同じ方向に倒れる苗。まるでドミノみたいですが、違うところは、また自分の力で立ち上がるところです。
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前橋桃川小6年 岩本 雄介
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年越しのおそばはなぜかカップメン【評】忙しくて間に合わなかったのでしょうか。でも、カップメンにはおソバもあります。これも今風の年越しソバなのです。
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北風がやりなげみたいに飛んでいる
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前橋桃川小6年 榎本 理恵
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【評】北風を「やりなげみたい」とたとえました。鋭い肌を刺すような風です。やりのように姿も見えてきそうなゆかいなたとえです。
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白い息うさぎがいっぱいとんでるよ
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前橋桃川小6年 水出 奈美
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【評】顔の周りにかたまってしばらく漂っている白い息。それが顔のまわりを飛び跳ねるウサギに見えてくるというのです。ゆかいな句です。
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虫がいそう落ち葉そうじがすすまない
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前橋桃川小6年 小林 美香
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【評】落ち葉には、冬を越すためにたくさんの虫がいそう。でも、活動がおさまっているから、逆に観察のチャンスかもしれませんよ。
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スキーしてきもちいい風つんとくる
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前橋桃川小6年 堀川 茉里
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【評】スキーをして受ける風のスピード感を、「つんとくる」と表現。気持ちのいいスピード感をうまく表現しています。
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最後には宿題残る冬休み
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下仁田小坂小6年 岩井 力
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【評】冬休み。やりたいことから次々にやって、結局最後に残ったのが宿題。もう、逃げ場のない休み明けが近づきます。
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雪がふりやっぱりなにかしたくなる
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下仁田小坂小6年 佐藤 梨菜
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【評】最初は見ているだけの雪も、積もって一面真っ白になると、雪で遊びたくなります。雪合戦、雪だるまなどなど遊びが頭をよぎります。
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サザンカがゆれておしえる冬のかぜ
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榛東南小6年 丸橋 美香
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【評】垣根などになっているサザンカは、風にゆれやすい花ではなさそうです。その花をゆらす冬の北風。強く吹いていそうです。
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さきたいといつも思うよ桜の木
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群馬上郊小6年 友松 直輝
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【評】春に咲くサクラ。しかし、サクラの気持ちになれば、咲けるものなら、いつでも咲きたいと思っているに違いないのです。
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散歩して頭でているつくしかな
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高崎豊岡小6年 大関 理愛
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【評】散歩という目的地を持たない歩き方が、頭を出しかけのツクシを見つけます。散歩で、道のようすを見る心の余裕を得ているのです。
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秋風にはこびこまれた曇り空
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伊勢崎豊受小6年 多賀谷彰宏
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【評】曇り空を運んできた秋風。雲でだけではなく、「曇り空」そのものを運んできたという見方がおもしろい。
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新校舎小春日和がよく似合う
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下仁田中1年 清水美穂子
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【評】ピカピカの新校舎。小春日の光を反射して輝く様子が目に浮かびます。「よく似合う」は、清水さんの発見です。
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勉強に集中できず見る夜空
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吉井入野中1年 安藤 直貴
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【評】気分転換で見上げる夜空。しばし、集中できない勉強の世界からの逃亡です。宇宙旅行でもしたような大きな自分になって戻ります。
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電線の上でふくらむ寒すずめ
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小野上中1年 小野 瑞穂
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【評】類句は多い作品ですが、やはり「ふくらむ」に作者の経験が生きていると思われます。少しでも厚い空気の服を着ようとする雀です。
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冷たい手握手をねだり温める
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前橋桂萱中2年 関口由起子
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【評】冷たく冷えた手を口実に、握手を求めるというのです。この世界そのものは、希望が作りだしたもののようですが、気持ちは真実。
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ムギムギと鳴らして歩く雪の上
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月夜野中2年 石坂 友里
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【評】「ムギムギと」がいい。深い新雪を踏むと、確かにこんな音がします。実際に雪を踏んだ経験が、新しい音の表現を見つけました。
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菜の花と太陽の色似ているね
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渋川北中3年 南 沙由里
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【評】もちろん実際の太陽と菜の花の色は違います。でも、一枚の絵の中での世界ではありえます。もちろん、テーマは「春」です。
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校庭で走るように桜舞う
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渋川北中3年 生方 翔
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【評】「走るように」がおもしろい。もちろん、これは長閑(のどか)な風に散る桜ではなくて、強い風に散る桜でしょう。直線的な軌跡を引いています。
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春風を受けて新たな道を行く
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渋川北中3年 田中奈々美
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【評】思いは卒業以後の新生活。春風を受けるころには、新しい道を歩んでいるはず。文字どおり新たな通学路の上にもいることでしょう。
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梅雨が来て洗濯物がややにおう
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渋川北中3年 平形絵理香
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【評】乾いてこその洗濯物。いい匂(にお)いもします。しかし、この句の洗濯物は、梅雨で乾ききらない匂い。洗う前の匂いが残っていそうなのです。
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何気なく寄った夜店に君がいた
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渋川北中3年 鷲頭 未来
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【評】祭りの夜店でしょう。偶然の「君」との出会いに、少しどぎまぎしたことでしょう。「君」は片思いの人なのでしょう。
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おみくじを引くのが恐い受験生
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渋川北中3年 唐沢 由貴
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【評】よいくじを引きたい気持ちと、悪いくじを引いたらどうしようという思いのせめぎ合い。くじ一つにもそれだけの思いがこもります。
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大晦日外で年越す雪だるま
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伊勢崎境南中3年 大島 誉史
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【評】「外で」がおもしろい。雪だるまだから当然といえば当然ですが、人格を得た雪だるまとして見ると、新鮮な発見です。
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冬の空雪の準備に暗くなる
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下仁田中3年 清水佐央理
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【評】雪が降り出す前の暗く低い雪雲の様子を、「準備に暗くなる」と言いました。確かに幕開け前の暗転のような空模様です。
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父帰り土間に残りし雪のあと
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下仁田中3年 神戸 優歌
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【評】雪の中を帰って来た父親。父が払った雪が土間に残っています。一場面に絞って、父の大変さも雪の激しさも描いています。秀作です。
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