| 鈴木伸一選 |
2005年3月9日上毛新聞掲載
| 夜が更けて音が立ち去る銀世界 | |
| 熊谷女子高1年 丸山奈菜子 | |
| 【評】静まりかえった雪の夜。まさしく音が立ち去ってしまったという思いがします。そんな中、作者の感覚も一段と研ぎ澄まされています。 | |
| 教室がモノクロにうつる冬休み | |
| 熊谷女子高1年 木村 真理 | |
| 【評】生徒のいない教室は静か過ぎて、寒々とした感じがするものです。そうした印象を、「モノクロ」という言葉がよくあらわしています。 | |
| 年明けて携帯電話がさわぎだす | |
| 熊谷女子高1年 並木 香苗 | |
| 【評】昨今は年が明けると一気に携帯電話の使用が増え、回線がパンク寸前になることもあります。「さわぎだす」は、まさしく実感ですね。 | |
| 放課後の友の瞳に溶ける空 | |
| 熊谷女子高1年 加藤 早織 | |
| 【評】「放課後」というのは開放感と一抹のさびしさが混ざり合った、不思議な気分になる時間。友達の瞳も、それを物語っているようです。 | |
| 雪の中何も見えない胸の内 | |
| 熊谷女子高1年 板垣由希子 | |
| 【評】人の胸の内を計り知ることは本当に難しく、それゆえに私たちは孤独や心細さを感じたりします。雪の降る中であれば、なおさらのこと。 | |