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寒い朝目覚めてみると鳥の声
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前橋大室小5年 田中 沙知
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【評】起きるのもつらい寒い朝ですが、耳をすますと、鳥の声が聞こえてきました。少しずつ春が近づいているんだなあ、と思ったりします。
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制服のそでを通せば春がくる
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榛名六小6年 五十嵐優子
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【評】真新しい中学校の制服に、そでを通してみたのです。夢と希望にあふれた五十嵐さんの胸の中には、一足早い春がおとずれています。
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ストーブもつかれてるみたい金曜日
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前橋桃川小6年 品川 珠緒
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【評】月曜から毎日、教室を暖かくするために働いたストーブ。さすがに金曜ともなると、何だか疲れているみたいです。今週も、ご苦労様。
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冬の空と思ったけれど春の空
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前橋山王小6年 熊沢 聖来
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【評】季節の変わり目の微妙な空模様を、ユーモアを交えて、うまくとらえました。こんなふうに季節に敏感になるのが、俳句のいいところ。
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雪合戦あたればいたいけどあたる
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六合中1年 山本 直哉
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【評】玉にあたれば痛いのは分かっていても、やはりあたらなければ、本当に雪合戦をした気にはならないのです。痛いのも、楽しさのうち。
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見上げれば春待つ心に落ちる雪
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六合中2年 篠原 悠江
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【評】暦の上では春になっても、雪の降る日があります。作者の待春の思いとは裏腹な天候ですが、それでも春は少しずつ近づいています。
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どこまでも雲おいかけるしゃぼん玉
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吉井入野中1年 山田 千紘
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【評】実際のしゃぼん玉は、すぐに割れてしまいます。だから、この句のしゃぼん玉は、遠い世界を夢見る作者の心の中のものと思われます。
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暖かい色に包まれ眠る午後
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吉井入野中1年 清水奈々美
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【評】寒い時期には、部屋のインテリアを暖色系のものにすると、気分がなごみますね。そんな中でしばしまどろむのは、何とも幸せなこと。
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自転車で坂下るにはまだ寒い
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吉井入野中1年 油井原奈々美
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【評】自転車で坂を下るのはそう快ですが、この句の言う通り、確かに季節を選びますね。暖かくなっても、事故にだけは注意してください。
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冬と春境界線に浮かぶ雲
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小野上中1年 斉藤 千尋
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【評】この句を読むと、空に引かれた季節の境界線が、何となく見えてくるような気がします。季節のうつろいを敏感にとらえた作品です。
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お笑いのビデオを見るや冬の風
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小野上中2年 木暮 渉
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【評】「お笑いのビデオ」に、ぽんと「冬の風」が付くことで、俳句独特の滑稽(こっけい)性と意外性が生まれています。季語の効果的な活用例ですね。
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雪よりもつめたく光る白いくつ
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小野上中2年 長久保徴子
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【評】汚れのないきれいな白い靴なのでしょうが、それがために、かえって冷たい印象なのです。友達の靴でしょうか。自分のでしょうか。
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木登りで月のかけらをつかみけり
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小野上中3年 佐藤 慶太
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【評】木登りをすると、日常世界からちょっと離れたような気分になりますね。だからこそ、月のかけらをつかむという想像も生きるのです。
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春一番切磋琢磨の忙しさ
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小野上中3年 金子 裕明
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【評】春一番は、なるほど忙しく吹く感じもします。一方、仲間同士の切磋琢磨(せっさたくま)は大切ですが、これも度を越すと、忙しいだけになるのかも。
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パンジーの花が呼びこむ日差しかな
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小野上中3年 茂木 光
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【評】パンジーはチョウのような花の形から、胡蝶花(こちょうか)などとも言います。太陽に向かって開く習性と併せ、いかにも暖かい日差しの似合う花。
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夕立ちを夏の間に浴びておく
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群馬大附中2年 目崎 萌花
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【評】夏という季節を身体中で受け止めよう。そんな若々しくアクティブな意思を「浴びておく」という表現から感じ、好印象を持ちました。
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秋来ればなぜか大きな夕日かな
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群馬大附中2年 角田 望
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【評】実際に秋は夕日が大きく見えるかという科学的な検証はさておき、俳句も含めた文学では、作者がそう感じたという直感の方が大切。
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秋の道風と二人で歩いてる
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群馬大附中2年 今井 杏子
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【評】目には見えない風との交感。ここに「詩」があるんですね。現実の世界を少し違った視点から見直してみるのは、とても大事なこと。
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晴れた日は空を見上げて春を呼ぶ
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下仁田中3年 清水佐央理
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【評】春の到来を待ち望む気持ちが、素直に伝わってきます。作者の頭の中には、四月からの新しい生活も思い描かれていたことでしょう。
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