鈴木伸一選

2005年5月18日上毛新聞掲載


時は春どこもかしこも美しく
吾妻高1年 足立 仁美
【評】いささか大仰な「時は春」という書き出しが、むしろ効果的。美しい季節を作者が全身で受けとめていることが、よく伝わってきます。
真夜中の月光あびて桜咲く
吾妻高1年 小宮 怜子
【評】素直に読めば、神秘的な夜桜の景。ただ、夜の間に月光を吸い込んで美しく咲いた朝のサクラというふうにも読め、これも魅力的です。
桜見て心の中が熱くなる
利根商高3年 千種 尚明
【評】たくさんのサクラでしょうか。それとも、一本だけで咲いているサクラでしょうか。句の内容から言うと、後者の方がよさそうですが。