林桂選

2005年5月11日上毛新聞掲載


えんぷくにわくさとりつきはなねじり
中之条名久田幼年長 おぶちまさき
【評】「わくさ」はカメムシのこと。いやなにおいをだします。「えんぷく」は「園服」で幼稚園の服のことでしょう。
入学しき一年生は赤い顔
群馬国府小3年 後閑 将行
【評】入学式の緊張した1年生のようすを、「赤い顔」で表現しました。先生の言葉に、耳まで赤くして聞き入っていそうです。
新学きピカピカ文ぐでがんばるぞ
群馬国府小3年 新谷 朱音
【評】新しい教科書に、新しいノート。えんぴつ、消しゴムも新しいのを買ったのでしょうか。気持ちもピカピカになってがんばります。
花ふぶき雪のようにおち白くなる
群馬国府小3年 佐藤 祐也
【評】咲いているときは、ピンクに見える桜の花も、散ると白く感じられるから不思議です。文字通り「吹雪(ふぶき)」のようです。
マフラーはわたしの首となかよしだ
前橋大室小3年 田中 美帆
【評】マフラーをはずした首は、冷たくてすぐにマフラーが恋しくなります。マフラーも、首からはずされると力が抜けてさみしそうです。
ゆきだるま夜になったら動くかな
前橋桃川小4年 萩原 由子
【評】子どもが眠っている夜は特別な時間。オモチャやなど、遊び相手が動き出す時間だからです。雪だるまも仲間入りするでしょうか。
人間も冬みんするよ心だけ
前橋桃川小4年 川村  舞
【評】確かに、冬の寒さに心も萎縮(いしゅく)する感じがすることがあります。心だけの冬眠とは、そんな様子をたとえたものでしょう。