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夜中には信号きっとさびしそう
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前橋桃川小5年 申 玄祉
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【評】夜中になると、ずっと点滅している信号。人や車の行き来も絶えて、いかにもさびしそうな感じです。情景が、よく見えてきますね。
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春がきてママのせなかにてんとう虫
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前橋桃川小5年 小林優衣子
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【評】楽しげな話し声が聞こえてきそうな俳句。場所はどこであれ、あたたかな日の光や心地よい風の肌ざわりなどが、よく伝わってきます。
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アリの顔よく見るといつもおこってる
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前橋桃川小5年 鯉渕 優介
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【評】図鑑で調べてみたら、アリの顔って、確かに怒っているような感じでした。鯉渕君はよく観察しているなあ、と感心させられました。
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あくびしてポッと花さくはなみずき
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前橋桃川小5年 武井 美久
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【評】ハナミズキのつぼみがあくびをして、その拍子に花が開いたと感じたのです。のどかで眠くなるような春の雰囲気が、よく出ています。
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のびてゆくわたしは春につつまれて
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松井田西横野小6年 平石 彩花
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【評】平石さんくらいの年齢というのは、からだも心もいちばん成長するとき。あたたかな春に包まれ、伸びやかに育ってほしいと思います。
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しんがっきかぜとさくらのハーモニー
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松井田西横野小6年 田村香奈絵
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【評】新学期のはずむような気分が、「ハーモニー」という言葉から、よく伝わってきます。すてきなことが、いっぱい待っていそうですね。
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春風にのった一年やってくる
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沼田小6年 小材 麗加
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【評】最上級生の小材さんから見ると、1年生の子たちは、ずいぶんかわいく映るでしょう。あたたかな風に乗って来た、春の妖精みたいに。
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桜ちり夏に近づく声がする
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沼田小6年 生方 望
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【評】サクラの花が散ると、若葉の緑がぐんと濃くなり、近づく夏を感じさせます。生方さんの心の耳に、自然があげた声が聞こえてきます。
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自転車をこいだら太陽あたたかい
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下仁田小坂小6年 本多 美里
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【評】一生懸命に自転車をこいだら、からだがぽかぽかしてきました。こんなときは日差しのあたたかさも特別、心地よく感じられるのです。
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緑色山が季節を運んでる
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中之条中1年 小渕 彩香
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【評】山の色の変化を見ていると、季節の移り変わりが、確かによく分かりますね。だから、「季節を運んでる」という把握が生きるのです。
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チューリップ今日もいきいきさいている
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中之条中1年 金井 実紀
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【評】「今日もいきいき」という表現に、作者の姿が重なって見えます。チューリップも作者も、みんなを元気にする明るさを持っています。
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太陽が春のまなざしてらしてる
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六合中1年 中村 真唯
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【評】太陽が、春のまなざしのようなおだやかな光で、皆を照らしているということでしょう。ようやく春になった喜びが、よく出ています。
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ひなたぼこひざしの中の昼休み
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六合中1年 田所 鉄平
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【評】季節は冬。寒さに負けず校庭で運動するのもいいけれど、ときには、こうして日なたでのんびり友達と話したりするのも楽しいですね。
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春の日がテニスボールの影映す
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六合中2年 山本 勇紀
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【評】冬に比べて、どこか日差しが濃くなったように感じられる春のある日。テニスコートに映ったボールの影も、春の喜びに弾むようです。
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風使い風をおこして桜散る
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沼田西中2年 栗原 春香
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【評】「風使い」という名の魔法使いが、本当にいそうな気がしてきます。作者のすぐれた詩才を物語る、イマジネーション豊かな俳句です。
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雲流れゆっくり飛んでる春の風
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高崎片岡中2年 山田 睦
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【評】春ののどかさをよくとらえた、素直な表現。ただ、「流れ」「飛んでる」といったイメージの重複する言葉は、少し整理したいですね。
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草もちが仲よさそうに会議中
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高崎片岡中2年 田中 雅大
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【評】何個かの草もちが、器に盛られています。それが、頭を寄せ合って会議をしているように見えたのでしょう。おもしろい着想ですね。
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ふりこ時計小さな春を刻んでる
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小野上中2年 宮 ゆりか
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【評】振り子の揺れに、「小さな春」を見て取った感性がいい。こう表現されてみると、確かに春の雰囲気が伝わってくるから不思議です。
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教科書が汚れはじめて春終わる
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小野上中2年 小池 芳法
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【評】新学期が始まって一カ月ほどもたつと、だいぶ普段の生活が戻ってきたという感じがします。教科書の汚れも、目立ち出すころですね。
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夏浅し花びんの花が光ってる
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小野上中3年 中沢 奈美
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【評】初夏の陽光には、真夏の容赦ないまぶしさと違って、すっと染み透るようなすがすがしさがあります。その辺りを敏感にとらえた作品。
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さんしょうの香りまぶしい日曜や
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小野上中3年 野村 成美
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【評】香り高いサンショウの芽は、春を感じさせる食材。普通、「香り」を「まぶしい」とは言いませんが、ここではそれが生きています。
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山々が青あらしを待つ休みの日
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小野上中3年 佐藤 絵理
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【評】「青嵐」は、青葉のころに吹き渡る強い風。とてもさわやかでみずみずしい感じがします。そんなイメージが、若い作者にぴったり。
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筆箱が大口あけて春を飲む
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小野上中3年 長久保徴子
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【評】「大口あけて」という大胆な表現が目を引きます。筆箱のような身近なものも、とらえ方や描き方によっておもしろくなるという好例。
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目に映る空の青さと葉の青さ
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前橋芳賀中3年 中根麻友美
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【評】一口に「青さ」と言っても、空と葉とでは違う青です。それぞれの美しさを知ることで、私達の心はさらに豊かになってゆくでしょう。
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春風の音が聞こえる窓の外
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妙義中3年 佐藤佳那実
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【評】おだやかに吹く春風のイメージからすれば、音はあまり聞こえないでしょう。だとしたら、これは作者の心の耳がとらえた音ですね。
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