林桂選

2005年7月6日上毛新聞掲載


といれのさんだるそろえてぴっかぴか
前橋大室小1年 おぼかたたくや
【評】トイレそうじのしあげは、サンダルをそろえること。「ぴっかぴか」に、よくそうじができたまんぞくのおもいがこもっています。
おはながねぼうしのなかにはいってた
前橋大室小1年 おおさわるきあ
【評】いつのまにかぼうしの中にしのびこんだ花びら。さくらの花びらでしょう。いっぱいのさくらの下であそんだからでしょうか。
青虫をつかまえられてうれしいな
前橋東小2年 とみざわななみ
【評】青虫を大切な存在として感じているところがいいですね。観察しながら、育てるのでしょうか。どんな成虫になるのでしょう。
しゅろの花バナナみたいでへんな花
松井田西横野小3年 宮本 桃子
【評】シュロの木自体も、暖かい地方の木のような不思議な形をしていますが、確かにその花芽もバナナのような色と形をして不思議です。
草の道かさこそ風がふいている
前橋大室小3年 星野なな子
【評】「かさこそ」に「草の道」を吹き抜ける風のようすをこめています。まるで風と草の会話のように聞こえます。
たうえの水おたまじゃくしのおうちだね
群馬国府小3年 板垣 まこ
【評】田植えのために水を張ると、オタマジャクシがどこからともなく現れます。田んぼ全部がオタマジャクシの家になってしまうのです。
春の朝あくびをしたらあまかった
前橋大室小4年 田中 美帆
【評】「あまかった」がおもしろい。土曜日か、日曜日ののんびりした朝でしょうか。朝の甘い空気を味わうことから一日をはじめます。
歩いたよ手をひろげるとだきつくいとこ
前橋桃川小4年 佐藤 友美
【評】歩き始めた幼いいとこ。手を広げて待っていると、歩いてきて抱きつこうとします。いとこのかわいらし姿ががよく描けています。