林桂選

2005年8月31日上毛新聞掲載


あさがおのみずあげしてたらとかげがいた
前橋大室小1年 おぼかたたくや
【評】アサガオのはちにかくれていたトカゲ。突然の水におどろいて動き出します。アサガオの葉っぱも大きくなっているのでしょう。
わたしはねかぞくがだいすきだきしめた
群馬国府小2年 あべかんな
【評】「だきしめた」がいいですね。きっとあべさん以上の力で、あべさんは家族に抱きしめられていることでしょう。
かぶと虫わたしのところにやって来る
群馬国府小2年 すみ谷なな
【評】「わたしのところに」がいい。すみ谷さんの心の中に、出会いのドラマが生まれています。「飛んで火に入る夏の虫」は大人の世界観。
たきつぼできれいな音がながれてる
群馬国府小2年 大山まどか
【評】たきつぼの音を、「きれい」というのも、「ながれてる」というのもいい。たしかに、たきには水でだけでなく音も流れているのでした。
土曜日にカインズホームでかめかった
前橋東小2年 おぎわらいくや
【評】お休みの土曜日にカメを買いました。ミドリガメでしょうか。前々から欲しかったのでしょう。具体的表現からその気持ちが伝わります。
さあ夏だキラキラえ顔もふえてくる
前橋桃川小4年 川村  舞
【評】「キラキラえ顔」がおもしろい。夏休みは、やりたいことがいっぱいで、笑顔になります。そして、その笑顔も最高に輝きます。
わか葉の木風と楽しく歌ってる
前橋桃川小4年 坂西 慶太
【評】やわらかい若葉。その木を吹く風。木も風も楽しそうに歌っています。これは、風景の中に自分の気持ちを発見した楽しさです。
おかあさんあゆみをみててぼくをよぶ
月夜野古馬牧小4年 斉藤 雄太
【評】「あゆみ」は通信簿。通信簿を見ていたお母さんは、斉藤くんに言いたいことが見つかったようです。緊張の一瞬です。
せんぷうき三つも買ったお父さん
前橋下川渕小4年 田村 佳奈
【評】「三つも」という具体的な数が、ユーモラス。三部屋分買ってきたのでしょうが、どの部屋もお父さんのよくいる部屋なのでしょう。