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梅雨の空真っ暗闇でさみしそう
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群馬国府小5年 永井恵利花
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【評】梅雨曇りの空の暗い様子は、人の心も暗く重くします。でも、「さみしそう」という作者の感覚は、少し違っていて、そこが魅力です。
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つくえがね勉強してるか見ているよ
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前橋桃川小5年 塩野 綾菜
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【評】どれだけ勉強しているか、一番知っているのは勉強机。机にはウソをつくことができません。でも、この思いがあれば、勉強も大丈夫。
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鎌倉になみだのように梅雨の雨
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沼田小6年 金井 力
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【評】修学旅行で、鎌倉を訪れての作品でしょう。雨の中での行程。「なみだのように」には、作者の思いも重ねられています。
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雪どけの冷たさ伝わる水の音
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富岡高瀬小6年 安藤 健
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【評】雪解水と言い、水量も増し、時には濁っています。まだ雪の冷たさを残したような水。それを「音」で感じられるのも雪解水のゆえ。
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暑い夏いつも日かげでねてる猫
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富岡高瀬小6年 高橋 由衣
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【評】暑い夏を怠惰な生活態度で過ごしているように見える猫。うらやましくも思いますが、毛を着て夏を過ごしたいとは思いませんよね。
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大仏は初夏の日あび黒くなる
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前橋広瀬小6年 峰岸 将大
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【評】鎌倉大仏が、日にさらされて日焼けしているというのです。面白い見立ての中に、大仏に流れた歳月をしのんでいるのが分かります。
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木の音がねむけをさそう夏の昼
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藤岡一小6年 藤居 夏海
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【評】そうでなくても眠くなる夏の昼。葉擦れの音が心地よく入眠を誘うのです。波の音、木の音など自然の音に、心は安らぎます。
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風鈴も夏の風ですずんでる
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群馬国府小6年 砂長 優美
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【評】風鈴の涼しそうな音。でも、たしかに風のとおるところにおかれた風鈴が、一番涼しいのかもしれません。
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白シャツが毎日かがやく夏の空
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六合中1年 中村 真唯
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【評】「毎日かがやく」がいい。暑い日続きの晴天のもとでの、生き生きとした生活が感じ取れます。たくまざる自画像になっています。
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夏が来る海の水たちざわめくよ
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中之条中1年 剣持 侑那
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【評】このざわめきには、夏を待ちかねていた人々の思いが重ねられています。海の水のざわめきは、人々の心のざわめきでもあります。
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作文の発表終わる夏の空
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小野上中2年 野村 翔平
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【評】発表が終わった後の開放感が、夏の空にまで広がってゆくような気分なのでしょう。光にあふれた空が感じられます。
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雨空に指で太陽書いてみる
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小野上中2年 宮 ゆりか
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【評】太陽がなかなか顔を出さない梅雨の空。太陽があるはずのあたりに、指で太陽を描きます。梅雨明けが待ち遠しい日々です。
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魔法びん夏の風景映し出す
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小野上中2年 宮 ゆりか
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【評】つや消しされていないステンレス製の魔法瓶でしょうか。遠足などで訪れた場所の風景を写し取っています。着眼点のいい句です。
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ベランダに立って見えるプールかな
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小野上中2年 野村 楓
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【評】ベランダに立てるのは休み時間など。外のプールが気になる季節が巡ってきたのです。「立って見える」の表現の気持ち。
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最後まで走るペン先夏木立
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高崎片岡中2年 提箸 太
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【評】「最後まで走る」は、最後まで集中しいる勉学の姿でしょうか。テストならば、必死で、焦りの思いも重なるかもしれません。
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石段に光さしこむあわい昼
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前橋南橘中3年 林 保奈美
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【評】「あわい昼」への飛躍がいい。さしこむ光だから、木洩(も)れ日なのでしょう。その石段の佇(たたず)まいが、「あわい昼」の思いを喚起します。
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新しいランドセルにも泥のあと
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前橋芳賀中3年 横堀 功一
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【評】新一年生の「新」が取れる頃(ころ)。ピカピカだったランドセルにも、ドロの跡が残るようになります。梅雨どきのランドセルでしょうか。
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夏の日の体育のあとの水おいし
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下仁田中3年 神戸 景子
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【評】「水おいし」は、ストレート過ぎるくらいの表現ですが、四つの「の」でたたみかけている表現とあわせて、説得力はあります。
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太陽が肌にとどけた小麦色
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六合中3年 篠原 悠江
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【評】「肌にとどけた」という見立てが面白い。単なる日焼けではなく、「小麦色」という表現からも分かるとおり太陽の夏のプレゼントです。
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緑陰にひっそりたたずむ浄瑠璃寺
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前橋広瀬中3年 木村 友香
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【評】浄瑠璃寺の佇まいを、緑陰と関係づけることで見事に表現しています。九品仏も、この静寂ににあってこその美しさでしょう。
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校庭に陽射しが落ちる春の午後
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富岡南中3年 吉田 衣里
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【評】「落ちる」が効果をあげています。強くはない春の陽射(ひざ)しの柔らかさを表現しているからです。午後もだいぶ経過しているでしょう。
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庭の芝父が刈る音夏が来た
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共愛学園中3年 高橋奈津子
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【評】庭の芝刈りに精を出す父親。その芝刈り機の音こそが夏。毎年の夏の音なのです。何年も丹精して美しく保たれている芝なのでしょう。
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