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本棚の作る影の中猫と寝る
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埼玉熊谷女子高1年 入 瑞希
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【評】自分の部屋と自分の姿でしょうか。自画像とでも呼ぶべき作品。「影の中」に自分を突き放して冷静に見る視線があります。
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光射し空を吸い込む水たまり
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埼玉熊谷女子高1年 村山 沙織
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【評】水たまりを題材とする句は多いのですが、「空を吸い込む」という表現は見事です。誇張表現で水たまりの小世界に輝きを与えています。
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ワイシャツに仄かに映る向日葵や
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埼玉熊谷女子高1年 石原里枝子
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【評】向日葵(ひまわり)の色とも言えないうような照り返しを、鋭く感得しています。油絵を描くならば、シャツに黄色の色も入れて描くことでしょう。
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冷蔵庫スイカとアイスと私がいる
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埼玉熊谷女子高1年 橋本 彩香
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【評】最後に「私がいる」とユーモラスな落ちをつけています。ここでは冷蔵庫は涼むためのものです。類題は多いのですが、書き方が面白い。
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冷蔵庫すいかの香る夏休み
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埼玉熊谷女子高1年 鈴木 東春
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【評】どこか夏休みののんびりした感じが漂っている句。「香る」は、実際の匂(にお)いというよりは、スイカの存在感を言っているようです。
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日本一暑い場所で部活動
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埼玉熊谷女子高1年 岡田瑛里加
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【評】熊谷は館林と並んで、夏に最高気温を記録することの多い場所です。夏の部活の厳しさを「日本一暑い場所」に託して表現しています。
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とこ夏の温度はあるが海はなし
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埼玉熊谷女子高1年 飯嶋 優香
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【評】この句も暑い熊谷がテーマ。気温だけなら常夏(とこなつ)並みだが、常夏のイメージに付きものの海がないのです。ただ暑いばかりなのです。
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今日よりももっといい日の明日かな
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埼玉熊谷女子高2年 野口 史織
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【評】仕掛けも衒(てら)いもない句ですが、誰にもこんな気持ちで生きている時期があったのを、思い出させてくれます。毎日が真剣な証拠。
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スタートはいつもここから風がふく
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渋川青翠高2年 野寺 未鈴
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【評】「ここから」とは、自分の立っている場所という意味でしょう。いつも自分の立ち位置が自分のスタート台なのです。これも真剣な句。
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