鈴木伸一選

2005年9月21日上毛新聞掲載


うみのなかさかながおまつりしています
前橋きりのこ保育園年長 くろさわけいた
【評】さかなたちの中には、びっくりするほど大きなむれをつくっているものがいます。そんなようすが、「おまつり」に見えたのでしょう。
なつやすみパンツのあとがまっしろけ
群馬国府小1年 やぎゆうと
【評】何ともゆかいなはいく。まっ黒に日やけしたゆうとくんですが、その分パンツのあとだけが、よけいに目立ってしまうというわけです。
よるのうみひとりぼっちのふねがある
群馬国府小1年 すみやまほ
【評】くらいよるの海をゆく、一そうのふね。まほさんがじっさいに目にした光景でしょうが、「ひとりぼっち」に気もちがこもっています。
なつやすみひまわりめいろあつかった
前橋大室小1年 かんざわゆき
【評】出口をさがして、ヒマワリ畑のめいろをけんめいに歩いたゆきさん。あつくてたいへんだったでしょうが、それも夏休みのいい思い出。
ダンスをしていたらとんぼがはいってきた
前橋大室小1年 おおさわるきあ
【評】たいいくかんで、うんどう会でおどるダンスのれんしゅうをしていたのかな。トンボもいっしょにおどりたかったのかもしれませんね。
2がっきさんすうのノートがあたらしい
前橋大室小1年 かんざわりょう
【評】まあたらしい算数のノートから、2がっきのはじまったうれしさが、とてもよくつたわってきます。2がっきも、がんばりましょうね。
前橋大室小4年 内藤  楓
ふうりんが小さくゆれたら夏のにおい【評】ふうりんの小さなゆれに、夏の気配(けはい)を感じ取った楓さん。こんなふうに、季節の移り変わりに敏感になるのが、俳句のいいところです。
ど力しょうお父さんからもらったよ
前橋桃川小2年 都筑美歌子
【評】プールかな、べんきょうかな。夏休みに美歌子さんががんばったことに、お父さんが努力賞をくれました。すてきなお父さんですね。
コスモスはかぜにゆられてうたってる
高崎城山小2年 尾高 真緒
【評】さわやかな風にゆれるコスモスを見ると、秋だなあ、って思いますね。わたしもコスモスといっしょに、歌をうたいたくなりましたよ。
夏休み花火がいっぱいふってくる
前橋細井小3年 藤井 香里
【評】大きな打ち上げ花火を近くから見ると、たしかにふってくるような感じがしますね。ここに、香里さんの感動がこめられているのです。
手のひらに落ちるしずくは花火のよう
前橋山王小4年 原島 愛隣
【評】木から落ちたしずくかな。手のひらで受けるとぱっとはじけて、消え去ってしまいます。それが、まるで花火のように思えたのですね。