鈴木伸一選

2005年12月28日上毛新聞掲載


きもちいいよかぜのきれいなおとがでて
前橋大室小1年 こうさかはやて
【評】「いいおと」でなく、「きれいなおと」。この少しのちがいが、じつは風の気もちよさを、とてもよくつたえるはたらきをしています。
マラソンでかってにうごく手足たち
前橋大室小2年 はぎ原木のか
【評】じきゅう走大会でしょう。むちゅうで走ったら、何だか手足がかってにうごいて、ぐんぐんはやくなってくるような感じがしたのです。
きんぎょばちおちばのふねがういている
群馬国府小1年 すみやまほ
【評】きんぎょばちに落ち葉がういているのを、しっかりとかんさつしました。かんさつしたから、「ふね」という言葉が見つかったんだね。
さむいふゆかるた大かいはじまった
群馬国府小1年 ごかんりえこ
【評】学校でおこなわれた「上毛かるた」の大会かな。「はじまった」という言葉に、りえこさんのドキドキした気もちが、よく出ています。
ふゆやすみおおそうじでくしゃみでた
群馬国府小1年 むらたすずか
【評】いっしょうけんめいに大そうじのお手つだいをするすずかさん。そのようすが、ユーモラスにえがかれていて、とてもたのしいですね。
雪の山白く青くそびえ立つ
群馬国府小3年 さとうゆうや
【評】雪の山が白いというのは当たり前だけど、よく見ると、その白の中には青い色がまじっているのです。すばらしい発見ができましたね。
あしあとがおいかけてくるゆきのあさ
群馬国府小3年 うらのみづき
【評】つもった雪の上を歩きます。ふと後ろをふり返ってみると、点々と足あとがつづいています。「おいかけてくる」が、おもしろい発見。
あつぎして山の雲とにらめっこ
群馬国府小3年 長谷川ひろき
【評】どんよりとした厚い雲が、山にかかっています。見るからに寒そうな冬の光景だけど、そんな中でも、ひろき君は元気いっぱいです。
新学期がっきもいっしょに新しい
群馬国府小4年 金井愛璃奈
【評】「学期」と「楽器」という音は同じで意味のちがう言葉を、うまく使いました。ピカピカの楽器を手に、心はずませる愛璃奈さんです。
すべりだいおち葉の中にダイビング
倉渕川浦小3年 相模 亜優
【評】すべり台の下に、落ち葉がたくさんつもっています。「ダイビング」という言葉で、ふわふわした落ち葉の感触(かんしょく)が、よくわかりますね。
じきゅうそうおわってみればいい気持ち
前橋桃川小3年 鳥山 大樹
【評】走る前は、くるしくていやだなあ、と思っていたのかもしれないけど、いざ走ってみれば、とてもさわやかで気持ちよかったのですね。
夕やけがお母さんに見えてくる
前橋桃川小3年 石田 真子
【評】オレンジ色の美しい夕やけ。どこかあたたかくて、気持ちがほっとしてきます。なるほど、それはお母さんのイメージにぴったりです。
たいようがあさを大すきにしてくれる
前橋桃川小3年 山田 歩実
【評】太陽が明るくかがやく朝は、本当に気持ちがいいものですね。太陽からパワーをもらって、今日もいちにち、元気にすごしてください。