鈴木伸一選

2006年2月22日上毛新聞掲載


ゆきの日はドキドキするよしんぞうが
前橋山王小1年 ふじいあいり
【評】雪のふるのがうれしくてドキドキする。雪の中を思いきりあそびまわってドキドキする。両方のいみがありそうな「ドキドキ」です。
シャンプーのかおりでうっとりふゆのよる
前橋山王小1年 ひらいみゆ
【評】シャンプーのいいかおりが、おふろ上がりのかみの毛に、ほんのりのこっているのでしょう。こんな夜は、すてきなゆめが見られそう。
リフトにのりながら青い空にかげおくり
前橋山王小1年 いけやさえ
【評】スキーに行ったのかな。まぶしいくらいに晴れた青空にむかって、リフトが上ってゆくような感じ。「かげおくり」がたのしいですね。
どろだんごしもやけおててになっちゃった
前橋山王小1年 すだひろき
【評】ひろきくんは、さむくても元気いっぱい。しもやけになると、かゆくてこまっちゃうけど、やっぱりどろだんご作りはたのしいものね。
いもうとはわたしのかおをじっとみてる
前橋山王小1年 大ぜきけいと
【評】生まれたばかりのいもうとかな。ようやく目が見えるようになり、けいとさんの顔をじっと見ているのでしょう。感動しちゃいますね。
かるたとりおもしろくってわらっちゃう
高崎国府小1年 つかだまゆ
【評】「わらっちゃう」という言葉に、まゆさんのすなおな気もちが、とてもよく出ています。読んだわたしも、思わずわらっちゃいました。
雪ふる日子どもの体は大さわぎ
高崎国府小2年 の中さち生
【評】子どもたちは雪の中でとんだりはねたりして、からだ中でよろこびをあらわします。なるほど、「大さわぎ」という言葉がぴったり。
つららはさいろんなところにのびている
高崎国府小2年 たかはしまさひと
【評】どんな場所につららができて、どんなふうに伸びているか。いろいろしらべてみると楽しいし、それをはいくに書いてもいいですね。
ねる前にゆたんぽ持っていいゆめ見る
高崎国府小3年 山中 麻緒
【評】ゆたんぽをかかえて、あたたまっているのでしょう。からだがぽかぽかして気持ちよくなったら、楽しい夢の国へ出発というわけです。
うれしくて白菜のしおぬり何まいも
高崎国府小3年 佐藤 祐也
【評】ハクサイ漬(づ)けの準備ですね。一生けんめいにお手伝いをする祐也君のようすが、よくわかります。きっとおいしい漬け物ができますよ。
雨のにおいいろんなところからしてくるよ
前橋桃川小3年 西本 小梅
【評】雨の降り始めって、たしかに空気のにおいがちがいます。あっちを見たりこっちを見たりして、そのにおいをたしかめている小梅さん。
たべようよさくらのきのしたおべんとう
伊勢崎あずま北小4年 根岸久瑠美
【評】きれいな景色の中で食べるお弁当って、本当においしいです。なかよしの友だちや家族といっしょなら、さらにおいしくなりますね。
お母さんミルクのかおりいまもする
前橋宮城小4年 足達 朝霞
【評】「お母さんっていいにおい」という童謡の歌詞を思い出しました。大好きなお母さんに対する朝霞さんの思いが、すなおに出ています。