鈴木伸一選

2006年3月8日上毛新聞掲載


ランドセルわたしのせなかかくしちゃう
前橋山王小1年 よこさかすずか
【評】1年生くらいだと、からだよりもランドセルの方が大きく見えたりします。でも、だんだんとランドセルの方が小さくなってきますよ。
せつぶんできょうだけぼくは18さい
前橋山王小1年 わたなべともや
【評】節分の豆を、十八つぶも食べちゃったともやくん。ちょっとおとなになった気分がしたのでしょう。ユーモラスな書き方がいいですね。
おんせんはいいきもちだなあはははは
前橋山王小2年 和田ひなの
【評】何ともいい気もちで、思わず「あはははは」とわらってしまったひなのさん。おんせんずきのわたしも、つられて「あはははは」です。
あめがふりすこしはれたらはるがきた
高崎国府小1年 うらのひろむ
【評】立春がすぎると、ひと雨ごとにあたたかくなってくることが実感されます。自然のうつりかわりを、すなおな目でとらえたはいくです。
はるがくるさくらがさくとかがやくよ
高崎国府小1年 たか木もえか
【評】春になると、お日さまや草木などだけでなく、風や空気までもがキラキラかがやくような感じがしてきます。もちろん、にんげんもね。
ランドセルすこし小さくなったみたい
高崎国府小1年 八木ゆうと
【評】入学したてのころはずいぶん大きく感じたランドセルが、このごろは少し小さく感じられます。ゆうとくんが成長したしょうこですね。
雪の日にうさぎの目が光ってる
高崎国府小3年 村田そうま
【評】そうま君がウサギをよく観察していることに、まず感心させられました。観察したから、「目が光ってる」という発見もできたのです。
ひな人形出す時パリパリ紙が言う
高崎国府小3年 大沢 望日
【評】ひな人形をおおっていた紙を取るとき、パリパリと音がします。一年ぶりに外の空気をすったひな人形の顔は、何だかうれしそうです。
なかよくね赤い目ふえたうさぎごや
妙義高田小2年 真砂 朱里
【評】学校で飼っているウサギたちの新しいなかまを、「赤い目ふえた」と表現したのがいい。ウサギのせわが、ますます楽しくなりますね。
なわとびで大地をけって遊んでる
みなかみ水上小3年 鈴木 夏実
【評】いきおいよくなわとびをしている様子が、「大地をけって」という言葉で、ぱっと目にうかんできます。元気いっぱいなのがいいなあ。
こうえんでぶらんこしてたらはれてくる
富岡高瀬小4年 田畑 椋汰
【評】実際に晴れてきたのでしょうが、同時に、ブランコの楽しさやそう快さが、椋汰君の気分を晴れやかにしたということもありそうです。
妹が学校入学うかれてる
富岡高瀬小4年 わし山拓海
【評】「うかれてる」が愉快(ゆかい)で、思わず笑ってしまいました。でも、妹さんにしてみれば、うかれちゃうくらい入学が楽しみだということ。*富岡高瀬小の作品は、斎藤規子先生に指導していただいたものです。