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ねるときにもうふの中がつめたいな
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高崎国府小1年 とどころなつめ
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【評】ふとんに入ったばかりのつめたい毛布。じっとがまんです。自分の体のあたたかさが伝わって、あたたかくなるのをまちます。
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かぜのなかなわとびしたらほっかほか
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前橋山王小1年 山口あやか
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【評】冬の寒い風の中だからこそ、なわとびも本気でしないといけません。「ほっかほか」になるころには、風がきもちよくなります。
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二じゅうとびをするとてがあつくなる
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前橋山王小1年 大ぜきけいと
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【評】むずかしい二重とびができるようになったのです。がんばってとんでいると、ふだんの倍うごかす手からあたたかくなってくるのです。
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わたしの手みずにあてるとつめたいな
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前橋山王小1年 石川 萌絵
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【評】「みずにあてると」を、あたり前のことにしないで、自分が感じ取るものとして書いていて、貴重です。「つめたいな」も生きます。
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木がゆれるかぜのせいで
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前橋山王小1年 登丸 公介
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【評】「かぜのせいで」は、あたり前のことを言っているのですが、作者の心の深いところから取り出した響きになっています。短律句の力。
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じてん車ではるかぜはこぶよどこまでも
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前橋山王小1年 あらがねゆい
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【評】「はるかぜはこぶ」がいい。自転車で行く先々に、春の情景は広がります。それを、たとえの表現で書いています。
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ゆきだるまいっぱいつくってかこまれた
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前橋山王小1年 須藤 侑香
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【評】「かこまれた」がおもしろい。夢中になって雪だるまを作っていて、気がつくとたくさんの雪だるまの中にいることになったのです。
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ありがいたもうすぐはるがやってくる
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前橋山王小1年 林 拓実
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【評】春を見つける場所は人それぞれ。花や風ではなく、アリであるところが、この句のよさ。林くんの視点がよく出ているからです。
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だるま市だるまかえしてもやされる
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前橋山王小2年 岩崎 光
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【評】大切にしていたダルマを返したのに、燃やされてしまうことに、残念な思いがあるのでしょう。これも大切にするべき感性です。
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とうさんとはいるおふろはおおゆだな
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妙義高田小2年 真砂 朱里
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【評】大きな体のお父さん。一緒に入ると湯があふれます。このように、お父さんを感じる場面はたくさんあるはず。ていねいに見ています。
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こたつはねみんなの足を見ているよ
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高崎城山小2年 薄井しんじ
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【評】物を見る視点がおもしろい。コタツに目があるとすれば、みんなの足が見えるようなところにあるにちがいありません。
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おわかれのなみだがわらうたびにでた
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高崎城山小2年 小林 奈央
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【評】悲しい別れではありません。お祝いしながら、お別れするのです。「なみだがわらうたびにでた」が、お別れの意味をよく伝えています。
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そつぎょうする六年生がひかってる
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高崎国府小2年 北村かずき
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【評】「ひかってる」は、立派に見えて、尊敬できるようすを言っています。いろいろお世話になってきた在校生の視点がいきています。
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ハムスターたねを一つぶもっている
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前橋桃川小3年 村山えおり
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【評】ハムスターの食事のようすを観察したのでしょう。それを具体的な姿として描いています。読む人にもようすの伝わる表現になりました。
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四月はねみんなにさくらがくっつくぞ
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前橋桃川小3年 大久保優花
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【評】四月の桜を想像します。咲いている時ではなく、散るときの桜を思うというのがいい。「くっつくぞ」が、視点のいい、うまい表現。
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なの花はいつも風にゆれている
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高崎国府小3年 今泉 貴雄
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【評】菜の花のイメージ。確かに、いつも暖かい春の風にゆれていそうです。このように普遍的なイメージを書くのにも、俳句は効果的です。
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春の日に風といっしょにあそぼうよ
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高崎国府小3年 村田 美咲
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【評】「風といっしょに」に、暖かく、明るい春の戸外の感じがよく表現されています。風を心地よいものとして感じながら、遊びます。
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朝おきるかみはライオン顔はさる
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富岡高瀬小4年 繻エ 萌子
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【評】寝起きの顔の自画像でしょう。おどけた姿で自分を描くのは、むずかしい。自分を見る眼がしっかりとしていないといけないからです。
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ポケットをさぐっていたらすなだらけ
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富岡高瀬小4年 石井 優哉
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【評】空っぽのポケット。でも、外遊びの勲章のように、砂が出てきました。読者に元気な姿を思い浮かばせる表現になっています。
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晴れの空蛍光ペンの青の色
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中之条中1年 新井実穂子
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【評】「蛍光ペンの青い色」は、「晴れの空」のたとえ。「晴れの空」は「春の空」のように季語を使った方が深い表現になるでしょう。
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大根の白さが今日の広い空
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渋川小野上中1年 一場 輝
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【評】「が」以降に展開する後半が、論理や現実の範囲では浮かんでこない感覚的なものです。前半と後半のイメージの距離感が絶妙。
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グラウンドさよなら告げる春の風
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妙義中3年 吉岡 大地
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【評】グランドにさよならを告げるのは「作者」。終わった三年間の部活を思っての言葉でしょう。卒業の「春の風」です。
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桜咲くそんな頃には何してる
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妙義中3年 矢嶌みなみ
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【評】桜の咲く頃には、新しい生活が始まっているのはたしかです。でも、いまはそれがどこでどんな形なのか想像できません。期待と不安。
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みぞれふり妙義山が白くなる
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妙義中3年 三田 隼人
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【評】「妙義山が白くなる」がうまい。これは積もったためではなく、霙が降るときの視界のようすでしょう。霙の妙義の描写として秀逸。
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春雨がきのうの夜に庭にふる
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妙義中3年 清水 泰河
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【評】「きのうの夜に」がおもしろい。おそらく昨夜は音だけ聞いて雨を確認せずにいて、朝に庭のようすを確認したのです。
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歌声が常に聞こえる春浅し
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渋川小野上中3年 中澤 奈美
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【評】早春の季節感を「歌声が常に聞こえる」で表現。歌声に気持が向いてゆくという中に、春を喜ぶ思いが動いています。
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教室の時計も急ぐ二月かな
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渋川小野上中3年 佐藤 未菜
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【評】二月は、二、三日短いだけなのにあっという間に過ぎる感じです。まして受験のシーズン。「時計も急ぐ」の誇張表現がおもしろい。
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電柱のてっぺん見てた春の風
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渋川小野上中3年 佐藤 駿一
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【評】「見てた」のは、「作者」でしょうが、「春の風」とも読めます。なぜ、そんなところを見ていたのかは謎。でもいかにも春らしい。
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福寿草つめたい空にうつし出す
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渋川小野上中3年 長久保徴子
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【評】福寿草の咲く季節。空にはまだ冷たい空気が残っています。福寿草の黄色い暖色が、一層映えるのです。感覚のよい作品です。
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満たされた未来を映して桜咲く
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安中一中3年 岸田 晃
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【評】満開の桜が持つ充実感を「満たされた未来」というたとえで表現しています。「映して」の表現の妙。感覚も、視点もいい句です。
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明日卒業少しさみしい帰り道
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安中一中3年 佐藤 綾香
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【評】卒業前日の下校の気持ち。通い慣れた通学路も最後と思うと「少しさみしい」。「少し」に前日の微妙な感覚が表現されています。
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春の風卒業までの砂時計
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安中一中3年 青柳友里奈
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【評】「卒業までの砂時計」の砂は、「作者」の心の中で落ち続けているのかもしれません。春の風が卒業間近を感じさせます。
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帰り道抱き締めたくなる春の風
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六合中3年 山本 圭佑
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【評】春の訪れを狂おしく感じる表現として、おもしろい。良寛は春を迎える思いを「むらぎも(群肝)の心うれしも」と詠んでいます。
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