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晴れの空蛍光ペンの青の色
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中之条中1年 新井実穂子
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【評】「蛍光ペンの青い色」は、「晴れの空」のたとえ。「晴れの空」は「春の空」のように季語を使った方が深い表現になるでしょう。
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大根の白さが今日の広い空
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渋川小野上中1年 一場 輝
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【評】「が」以降に展開する後半が、論理や現実の範囲では浮かんでこない感覚的なものです。前半と後半のイメージの距離感が絶妙。
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グラウンドさよなら告げる春の風
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妙義中3年 吉岡 大地
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【評】グランドにさよならを告げるのは「作者」。終わった三年間の部活を思っての言葉でしょう。卒業の「春の風」です。
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桜咲くそんな頃には何してる
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妙義中3年 矢嶌みなみ
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【評】桜の咲く頃には、新しい生活が始まっているのはたしかです。でも、いまはそれがどこでどんな形なのか想像できません。期待と不安。
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みぞれふり妙義山が白くなる
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妙義中3年 三田 隼人
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【評】「妙義山が白くなる」がうまい。これは積もったためではなく、霙が降るときの視界のようすでしょう。霙の妙義の描写として秀逸。
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春雨がきのうの夜に庭にふる
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妙義中3年 清水 泰河
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【評】「きのうの夜に」がおもしろい。おそらく昨夜は音だけ聞いて雨を確認せずにいて、朝に庭のようすを確認したのです。
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歌声が常に聞こえる春浅し
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渋川小野上中3年 中澤 奈美
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【評】早春の季節感を「歌声が常に聞こえる」で表現。歌声に気持が向いてゆくという中に、春を喜ぶ思いが動いています。
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教室の時計も急ぐ二月かな
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渋川小野上中3年 佐藤 未菜
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【評】二月は、二、三日短いだけなのにあっという間に過ぎる感じです。まして受験のシーズン。「時計も急ぐ」の誇張表現がおもしろい。
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電柱のてっぺん見てた春の風
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渋川小野上中3年 佐藤 駿一
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【評】「見てた」のは、「作者」でしょうが、「春の風」とも読めます。なぜ、そんなところを見ていたのかは謎。でもいかにも春らしい。
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福寿草つめたい空にうつし出す
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渋川小野上中3年 長久保徴子
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【評】福寿草の咲く季節。空にはまだ冷たい空気が残っています。福寿草の黄色い暖色が、一層映えるのです。感覚のよい作品です。
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満たされた未来を映して桜咲く
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安中一中3年 岸田 晃
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【評】満開の桜が持つ充実感を「満たされた未来」というたとえで表現しています。「映して」の表現の妙。感覚も、視点もいい句です。
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明日卒業少しさみしい帰り道
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安中一中3年 佐藤 綾香
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【評】卒業前日の下校の気持ち。通い慣れた通学路も最後と思うと「少しさみしい」。「少し」に前日の微妙な感覚が表現されています。
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春の風卒業までの砂時計
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安中一中3年 青柳友里奈
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【評】「卒業までの砂時計」の砂は、「作者」の心の中で落ち続けているのかもしれません。春の風が卒業間近を感じさせます。
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帰り道抱き締めたくなる春の風
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六合中3年 山本 圭佑
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【評】春の訪れを狂おしく感じる表現として、おもしろい。良寛は春を迎える思いを「むらぎも(群肝)の心うれしも」と詠んでいます。
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