鈴木伸一選

2006年4月19日上毛新聞掲載


ぬけ道も全部わかるぜふるさとの
渋川青翠高1年 重田 裕也
【評】「わかるぜ」という、チョイ悪わるふうの口ぶりが楽しい。何だかんだ言っても、作者がふるさとを愛していることが、よく分かります。
着てみると心がはずむ春の服
渋川青翠高2年 関根 沙織
【評】素直な書き方が好印象。春らしい服は見ているだけでも楽しいですが、やはり実際に着てみると、その何倍も心弾むものなのでしょう。
ぶらんこに乗るためだけに学校へ
渋川青翠高2年 木暮  剛
【評】実際にはこんなことはないでしょうが、反面、青春期の鬱屈(うっくつ)した内面の形象化という観点からすれば、深く共感できるものがあります。
ひかり増すひとつふたつとたんぽぽが
富岡東高3年 高木こずえ
【評】植物って、それぞれが淡い光を発している気がします。だから、タンポポの花が一つ二つと増えてゆけば、光の数も増えてゆくのです。