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六年生おくる準備は春の風
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高崎国府小5年 大山 尚子
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【評】六年生を送る在校生のリーダーの五年生。準備も大変です。でも「春の風」が、張り切って準備をする気持にさせてくれます。
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小学生あと十五日で卒業だ
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鬼石北小6年 高鳥 夏紀
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【評】小学生でいられるのも、あと十五日。卒業までの思いはいろいろですが、小学生でなくなるのを悲しく思うこともあるのです。
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入学をさくらにふれて自覚する
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松井田西横野小6年 鈴木 晴香
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【評】まだ進学の実感が湧かないけれども、桜の花が咲いて、目の当たりにすれば、実感が湧くだろうというのでしょう。
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晴れた日の妹の自転車暖かい
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中之条中1年 小林 真衣
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【評】「暖かし」は春の季語。日にほんのり暖められた妹の自転車。その暖かさをとおして、春を感じとっています。感覚のいい句です。
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春風が入学生をおしてくる
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中之条中1年 狩野 美咲
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【評】「おしてくる」がいい。春風と入学生をうまく関係づけています。「ふきおこる秋風鶴をあゆましむ」(石田波郷)を思い起こします。
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電線がさびしくゆれる冬の朝
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渋川小野上中1年 新井 美晴
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【評】冬の寂しい朝の情景を、電線の揺れに凝縮して感じています。「もがり笛」の音も聞こえてきそうです。
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削りたて鉛筆が言う「春近し」
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渋川小野上中2年 斉藤 千尋
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【評】春が近いとうウキウキした気分は、場所、物を問わず、突然わきたちます。ここでは、削り立ての鉛筆の木の匂いがその役目です。
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練習が始まるグランド風笑う
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渋川小野上中2年 佐藤 大樹
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【評】「風笑う」は、宮ゆりかさんの句で初見した春の新季語?佐藤君はさっそく使用。みんなが使えば、季語に育ちます。
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青空に紙ヒコーキの道架かる
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渋川小野上中2年 斉藤 俊介
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【評】「道架かる」がいい。紙ヒコーキの軌跡を上う手まく表現しました。ゆったりと飛ぶ紙ヒコーキの姿が目に浮かびます。
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鉄棒が並んで桜を迎えてる
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渋川小野上中2年 野村 詩織
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【評】「鉄棒が並んで」がおもしろい。確かに肩を組んで、横並びしている姿に見えます。桜に敬意を表する姿にも見えてくるから不思議。
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快晴の青が広がる手のひらに
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六合中2年 小島亜希穂
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【評】結句の「手のひらに」への飛躍がいい。手に青空が映るのか、思い切り手のひらを空にかかげたかでしょう。春の気分満喫。
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あの雲が流れ行く先きっと春
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妙義中2年 小林 悠香
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【評】「流れゆく先」は、距離的にも、時間的にも近未来です。「きっと春」は、その近未来の時空の確信。待たれる春です。
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種をまく祖父の姿と澄んだ空
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高崎片岡中2年 林 綾香
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【評】「種蒔まき」は春の季語。「澄んだ空」は、春らしい輝きと、早春の透明感のある空を言っているのでしょう。祖父の姿も輝きます。
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教室のつめたく見える机かな
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渋川小野上中3年 佐藤紗也加
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【評】きっと無人の教室でしょう。卒業間近であれば、その光景に思いもこもります。「つめたく見える」の感覚表現が効果的。
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梅の花卒業式のにおいかな
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渋川小野上中3年 小野有香里
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【評】桜が入学式の匂いの花ならば、梅は卒業式の花かもしれません。開花の遅かった今年は特に、梅の花と卒業が重なったことでしょう。
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華達の囁きのよう春風よ
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高崎群馬南中3年 布田さゆり
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【評】春風のかすかな音。それは華たちのささやきを思わせるのです。音なく咲く花。でも、その華やかさは音に満ちている感じです。
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