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春時雨心の中を清らかに
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前橋西高1年 小野里拓哉
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【評】春時雨に洗われる心。それとともに「心の中を清らかに」は、作者の常日頃(ごろ)の自戒の言葉のようにも響きます。美しい句です。
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麦わらのぼうしが似合う人になる
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前橋西高1年 島野佳奈子
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【評】寺山修司の短歌に「海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり」があります。あたかもこの少女の返歌のような作品です。
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口の中パチパチさわぐラムネかな
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前橋西高1年 横田 芳
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【評】「パチパチさわぐ」と言われれば、なるほどそのとおり。幼児が使うような表現の中に、楽しむことを知っている作者の顔が覗(のぞ)きます。
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変わりゆく季節を肌で遊びけり
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渋川高2年 佐藤 陽
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【評】助詞「を」「で」の使い方の上手さは大人顔負けです。「変わりゆく」は春から夏へのイメージ。ここは季語を使って書いた方がいい。
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窓側の若葉をながめたそがれる
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富岡実高3年 島崎 竜矢
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【評】一人なのか、友と話しながらなのかで、情景は変わります。ともあれ、放課後のゆったりした時間に身を任せているのです。
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人恋いし夏の終わりを告げる潮風
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高崎商大附高3年 新井美沙子
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【評】夏から秋への寂寥感がよく描かれています。人影もまばらな海岸の潮風に夏の終わりを感じて抱く孤独感と、それゆえの人恋しさ。
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