鈴木伸一選

2006年8月9日上毛新聞掲載


鴎外忌赤と黄色のオムライス
前橋西高1年 湯浅 里菜
【評】文豪森鴎外の重厚な作品とカラフルなオムライスは、まったくの無関係。ただ、それらがぶつかり合うと、不思議な詩情が生まれます。
桜桃忌アイスを食べるとけかけの
前橋西高1年 神道 美華
【評】溶けかけのアイスが、太宰治の数奇な生涯を暗示しています。ただ、上五と下五を入れ替えた方が、俳句の形としてはすっきりします。
サイダーの泡が輝く夏が来る
共愛学園高2年 高山 由香
【評】変に屈折したところのない伸びやかな青春俳句で、好感が持てます。夏という季節への賛歌ですね。