| 林桂選 |
2006年8月16日上毛新聞掲載
| 衣がえ心を変えて登校す | |
| 渋川青翠高1年 高橋 苑恵 | |
| 【評】衣更(が)えを機会に、心も新しくして頑張ろうというのです。衣更えの積極的な活用。人間に節目が必要なのが分かろうというものです。 | |
| 桜桃忌たまの休みに本を読む | |
| 前橋西高1年 田中 瑛李 | |
| 【評】気の向くままの読書などできない忙しい生活。たまにできたオフを読書で静かに過ごします。太宰治の作品なのでしょうか。 | |
| 父の日のプレゼントなし桜桃忌 | |
| 前橋西高1年 岡村 静香 | |
| 【評】桜桃忌は、六月十三日。父の日は六月第三日曜日。日が近いのです。太宰文学への接近は、父から離れてゆくことでもあるのでしょう。 | |
| 桜桃忌寝ているだけでのど乾く | |
| 前橋西高1年 都丸 翔太 | |
| 【評】消費エネルギーの多くは基礎代謝です。寝ていても、生きるという大切な活動をしているのですから喉のども渇きます。生と結んだ太宰忌。 | |
| 盗まれた私の自転車大祓え | |
| 前橋西高1年 南 麻美 | |
| 【評】大祓(はら)えは、旧暦の六月の晦日(みそか)。一年の前半の終わりに際して禊(みそ)ぎなどを行いました。作者にとって落とすべき厄は自転車盗難被害。 | |