鈴木伸一選

2006年8月9日上毛新聞掲載


あさがおさんまたこころのなかであおうね
伊勢崎殖蓮二小1年 清水 珠希
【評】アサガオの花はしぼんでしまっても、珠希さんの心の中に、きれいにさいていたときのようすが、しっかりときざまれているのですね。
あじさいはもってみたらふわふわしてた
伊勢崎殖蓮二小1年 まえはらなな
【評】アジサイの花をながめていただけだと、「ふわふわ」した感じはわからなかったはず。こうして、じっさいに体験(たいけん)することが大事です。
あさがおがきれいでほんとによかったよ
前橋桃川小1年 ほそだなおと
【評】なおとくんが、いっしょうけんめいに育てたアサガオなのでしょう。「ほんとによかったよ」というすなおな言葉が、じんときました。
あめざあざあかさをさしたらぼつぼつぼつ
前橋大室小1年 あいざわはるか
【評】かさにあたる雨の音って、ほんとに「ぼつぼつぼつ」ときこえます。かさの中には、自分だけのふしぎな世界がひろがっているみたい。
はじめてのぷうるがんばるでもこわい
前橋大室小1年 せきのまさひろ
【評】ようちえんやほいくえんとくらべて、小学校のプールは大きいものね。まさひろくんのしょうじきな気もちが、よくつたわってきます。
町たんけんじゃがいもいっぱいもらったよ
前橋大室小2年 ひぐちきほ
【評】じゅぎょうで町たんけんに行き、ジャガイモをいっぱいもらったのでしょう。みんなが一生けんめい勉強したことへの、ごほうびかな。
あめあがりせんせいみてねにじでたよ
高崎国府小1年 たごまなか
【評】まなかさんは、大すきな先生に、きれいなにじをまっ先に見せてあげたいと思ったんだね。先生も、本当にうれしかったことでしょう。
おひさまがあさおきるときまってるよ
高崎国府小1年 しのはらあいりん
【評】よく晴れた夏の朝。お日さまが、あいりんさんがおきてくるのをまっていてくれたというのです。朝のあいさつをしたかったのかもね。
なつやすみそとにでればあつい国
高崎国府小2年 大村ゆうと
【評】家から外に出ると、あたまがくらくらするような暑さです。何だかここが日本ではなくて、熱帯(ねったい)の国であるかのように思えたりします。
ふうりんの中をのぞいて魚いる
高崎国府小2年 まつうらみ来
【評】ふうりんの音を聞くだけでなく、中をのぞいて、何があるのかたしかめたのがいい。こういう姿勢(しせい)が、すてきな発見を生み出します。
青い空トンボとわたしが見あげてる
高崎国府小3年 加藤 志乃
【評】トンボと志乃さんがなかよく並んで、青空を見上げています。いろんな生き物と友だちになれる志乃さんは、すてきな心の持ち主です。
夏休み海がにぎわい海わらう
前橋山王小4年 阿部 竣輔
【評】多くの人でにぎわう海が、うれしくて笑っているというのです。もちろん、海で遊んでいる人たちも、楽しくて笑っているのでしょう。
七夕の夕空きれいなむらさき色
大泉東小4年 黒田 美咲
【評】七夕のロマンチックなふんい気を、紫色の夕空が、よくあらわしています。この様子なら、きっと織姫と彦星も会えたことでしょう。