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ミズバショウ水に浮かんだ白鳥だ
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藤岡鬼石北小5年 櫻井 捷成
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【評】「ミズバショウ」を「白鳥」に見たてました。水辺に咲く白く美しいミズバショウの花だからこそ可能なたとえでしょう。
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キセキレイヒナが生まれて歌い出す
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下仁田小坂小5年 石井 佑樹
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【評】「歌い出す」がいい。子育てに追われる母鳥の姿が喜びにあふれて見えるからでしょう。ヒナを呼ぶ声そのものが、喜びを歌っています。
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つゆの時期かさがふらふら一年生
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前橋大胡小5年 神山 真由
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【評】「かさがふらふら」に一年生らしさを発見しています。カサが大きすぎるのか、さしなれていないのか、遊んでいるのかのいずれか。
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春の沼春の岬山笑う
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高崎金古南小5年 吉澤 弘子
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【評】ジグソーパズルのピースのように「春の沼」「春の岬」「山笑う」と組み合わせて、春の到来を立体的に組み立てようとしています。
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なつ休み北海道にいくんだよ
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渋川津久田小5年 平沼 唯
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【評】暑い夏は涼しい場所にゆきたい。誰もが思います。思い浮かぶのは、北海道です。楽しい家族旅行を日数を数えて待ちます。
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梅雨の日にまどガラスにあたるてるてるぼうず
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伊勢崎あずま北小6年 堀越 愛
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【評】「あたる」は八つ当たりの意味かもしれませんが、ガラス窓に接触している姿とも見えます。雨模様を見る寂しそうなてるてる坊主です。
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はとどけいなれば鎌倉思い出す
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前橋笂井小6年 須田 まい
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【評】鎌倉の寺社で見かけたハト。そしてお土産の鳩サブレ。ハトといえば鎌倉という想いの中に鳴り出す鳩時計。頭に鎌倉が浮かびます。
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くつのうらもみじがいっぱいついていた
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大泉西小6年 吉田亜樹里
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【評】雨に濡れた山道を歩いてきたのでしょう。散り敷いた紅葉の葉が靴に付きます。紅葉だけだから、寺社の境内を歩いたとも考えられます。
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梅雨空をかばん頭に走るぼく
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榛東南小6年 三枝 雄真
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【評】カバンを臨時のカサ代わりにして、雨空の中を走ります。強い雨ではないのでしょう。子どもらしい元気さと言えば元気な姿です。
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勾玉をやすりでけずる雨の音
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前橋笂井小6年 井野 遙
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【評】勾玉作りで、石をヤスリで削るのです。その音が雨の音を思わせます。意外なところで意外な発見。こういうのが俳句の題材になります。
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お日様がでらでらみんなをてらしてる
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前橋桃川小6年 新木 光
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【評】「でらでら」がユニーク。暑い夏の太陽を感じさせる表現になっています。「みんな」をくまなく照らし、逃げ場のない暑さです。
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雨あがりみんなの校庭にじになる
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前橋若宮小6年 前原 史香
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【評】「みんなの校庭」がいい。この校庭にかかった虹だから、虹もきっとみんなのものなのでしょう。みんなで大切に見ていそうです。
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友達と木かげで休む半そでで
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前橋清里小6年 真庭 基文
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【評】最後の「半そでで」がいかにも涼しそう。友達とのゆったりとした時間が持てるのも、この木陰の涼しさあってこそのものです。
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トウモロコシ風にゆれてる帰り道
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前橋清里小6年 神保 美幸
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【評】丈の高いトウモロコシは、風に揺れやすい植物。それでも、それなりの風が吹かなければなりません。少し強めの風の中の帰り道です。
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寺めぐり緑の中のかまくらへ
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前橋清里小6年 西田 哲也
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【評】「緑の中の」がいい。鎌倉の古寺は、また豊かな緑の中にあるというのも、実際に巡ったからこそ感じることができるものなのです。
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満月を見とれる夏の夜深し
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富岡南中1年 春山 和希
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【評】月と言えば秋ですが、夏の月も目につきます。これは「夜深し」のように、夜遅くまで活動する夏の生活によるところが大きいでしょう。
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木々達をくすぐり笑わす夏の風
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中之条中2年 原田 真由
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【評】風に揺れて葉擦れの音がします。それは木々達の笑い声のようです。すると、風が木々達をくすぐったことになります。なるほど。
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ゆっくりと夏の暑さがせめてくる
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中之条中2年 割田 有香
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【評】「せめてくる」がおもしろい。日々暑くなるのを感じながらの生活。だんだん厳しくなる暑さには、こんな感じがあるかもしれません。
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風光りボールの後をおいかける
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中之条中2年 設楽 勇貴
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【評】野球かテニスのボールでしょうか。春光あふれる中でのボールの行き来は、光を曳(ひ)いて感じられるというのです。「おいかける」がいい。
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手をのばす空に透けこむしゃぼん玉
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共愛学園中3年 木島 茜
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【評】「透けこむ」がおもしろい。木島さんの造語でしょうか。大空にとけ込んで行くようなシャボン玉の透明感が感じられます。
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瀧の音強く心にひびきけり
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共愛学園中3年 近廣 拓馬
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【評】「心に」に響くのですから、単なる音ではなく、ある思いと結びついたものとなっているはずです。励まされる感じなのでしょうか。
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陽炎がくゆらす京都今昔
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東吾妻原町中3年 佐藤瑛里菜
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【評】陽炎(かげろう)に揺れて見える京都の町。それが今と昔の京の町を二重うつしのようにして見せているのです。陽炎はタイムマシーンの役割です。
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若葉見てお堂に響く千の声
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東吾妻原町中3年 関 健二
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【評】三十三間堂での作品でしょう。「千の声」は千の仏像の声として感得しているものでしょう。「響く」に荘厳な非日常の空間があります。
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京都駅汗ふきタオルサラリーマン
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前橋二中3年 須田 克彦
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【評】修学旅行で多くの寺社を見てきたのに、京都駅で汗を拭くサラリーマンの姿が印象に残っているのです。これも「見る」大切さです。
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