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早おきでとんねるぬけて夏の海
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高崎城山小5年 荻原美沙希
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【評】「とんねるぬけて」がいい。トンネルをぬけると、別の世界にきた感じになります。トンネルの向こうは夏の海が広がる世界なのです。
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ゆらゆらとメダカの子ども泳いでる
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渋川津久田小5年 近藤 紗希
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【評】小さくて波や水の力の影響を受けながら泳ぐさまが「ゆらゆらと」なのでしょう。でも、すばやい動きを見せることもありますね。
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一人ゆく夏の夕方稲の音
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前橋桃川小6年 青木 佑
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【評】夕暮れの中で聞く稲の音。葉か幼い穂の擦すれる音でしょう。「一人」の心細い思いで聞くと、小さな音にも不安は募るのです。
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すずむしの声が似合う空になる
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前橋桃川小6年 武井 美久
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【評】スズムシの声が似合う空は、火照(ほて)った夏の空ではなく涼しい秋の空。スズムシの声から広い空に視線を誘う書き方は巧みです。
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重すぎる校きをもって先頭へ
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前橋桃川小6年 須田 裕介
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【評】運動会の入場行進でしょうか。校旗を持って先頭で行進する大役を任されたのでしょう。「重すぎる」には責任の重さもありそうです。
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甲子園夏の仲間にありがとう
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富岡南中1年 田村和香奈
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【評】「夏の仲間」は、甲子園球児をさしています。一(ひと)夏の熱戦を見守った作者には、感謝の気持ちが湧くような「仲間」に思えてきたのです。
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ひまわりの花がいっぱい種残す
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富岡南中1年 岩井 克生
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【評】「いっぱい種残す」に行く夏を惜しむ気持ちがあります。花の中央に大きく黒々と広がる種に、夏の終わりを実感するのです。
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風鈴が鳴っているけど本当かな
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富岡南中1年 榊原 梓
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【評】遠くか、小さくか分かりませんが、かすかな音です。風も吹いているようには感じないのでしょう。「いるけど本当かな」の表現の妙。
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さようならいろいろあったぼくの夏
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富岡妙義中1年 広木 僚也
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【評】「いろいろあった」は、良いことも悪いこともという意味でしょう。「さようなら」は区切りの言葉。新たな日々を見つめる言葉です。
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太陽をバスケのリングにダンクする
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中之条中2年 竹渕 貴博
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【評】類句がない訳ではありませんが、大きく赤々と沈む手の届きそうな夏の夕日は、このような思いを誘うゆえのものなのでしょう。
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日がしずむいろんな陰をうつし出す
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六合中2年 山口 翼
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【評】物の存在感は、影によって強く感じられることがあります。夕暮れ時の影は、いろいろな物の存在感が一気に立ち上がるのです。
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夏の風心にひびく青い空
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渋川小野上中2年 横山ゆかり
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【評】「心にひびく」のは、「夏の風」とも「青い空」ともとれます。もちろん両方にかけて読むことも可能です。心が解放される一瞬。
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くもの巣が秋に近づく月曜日
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渋川小野上中3年 飯塚 泰志
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【評】巣だけでクモがいないのかもしれません。あるいは、巣に露が結んでいるのかもしれません。クモの巣から秋を見つける視点が秀抜。
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