鈴木伸一選

2006年11月1日上毛新聞掲載


怒られて今日も悲しい唐辛子
前橋西高1年 関上 菜摘
【評】自分の複雑な心の中を、「唐辛子」に仮託して表現したのがいい。「悲しい」というストレートな言葉が、読み手の胸を強く打ちます。
爽やかでどこか切ない秋の風
前橋西高1年 金田奈央子
【評】さわやかさと切なさ。どうやら私達の内面には、こうした二律背反的な感情が共存しているようです。詩は、ここからも生まれます。
そぞろ寒もうすぐ恋の終わりかな
前橋西高1年 金井  栞
【評】「恋の終わりだなあ」という嘆きと、「恋の終わりなのかなあ」という疑問との間を、作者が揺れ動いている感じ。季語も効果