鈴木伸一選

2006年11月15日上毛新聞掲載


秋麗午後の授業に苦戦する
前橋西高1年 土屋菜穂子
【評】麗(うらら)かな秋晴れに、つい眠くなってしまう午後の授業。あるいは、ちょっと苦手な教科の授業。どちらも、「苦戦」という感じですね。
月光は私の心の充電器
前橋西高1年 蜂巣 静香
【評】滴るような月光に心が潤うという感覚は、きわめて伝統的。一方、携帯電話などからの発想と思われる「充電器」は、いかにも現代的。
天高く舞い上がってるさつまいも
富岡実業高3年 高田  恵
【評】「舞い上がる」には、浮(うわ)ついて落ち着かないという意味もあります。掘り出されたサツマイモが、何となくそんなふうに見えたのかも。
雪合戦我を忘れし昼休み
育英短大2年 野巻 円香
【評】雪合戦に没頭した自分。我に返って、隠れていた自分の意外な一面にとまどいを覚えたり、逆にほほえましく感じたりしたのでしょう。