林桂選

2007年2月14日上毛新聞掲載


ふゆのあさじてんしゃこぐママきかんしゃだ
群馬大附幼稚園年中 品川 瑞華
【評】白い息をはいて自転車をこぐお母さんは、機関車に似ていると言うのです。頑張っているお母さんの顔まで浮かぶ俳句です。
しもばしらあるくとさくさくがっしょうだ
沼田薄根小1年 青木 亮子
【評】霜柱の音を、たくさんのお友達が俳句にしていますが、その音を霜柱の合唱にたとえることで、青木さんらしい表現になりました。
ナルトには花のかたちとののかたち
前橋桃川小2年 おか村 京
【評】ナルトに二つの形を発見しました。まわりのギザギザは、花びらの形。中の赤い色は「の」の形。分析的に見る見方がおもしろい。
秋のおわりにはっぱのネックレスをプレゼント
前橋桃川小2年 糸井菜々子
【評】色とりどりの落ち葉のネックレスは、たしかに秋ならではのものです。プレゼントした相手は友達でしょうか、お母さんでしょうか。
あかとんぼあかいゆうやけとおってく
前橋桃川小2年 石原 麻衣
【評】赤トンボと夕焼けの俳句も、たくさんの友達が書いています。しかし、夕焼けの中を通過する「とおってく」は、石原さんならではの表現。
むしさがしだるまがえるとげんごろう
渋川津久田小2年 かのうがくと
【評】虫を探したのは水辺なのでしょう。でも、「だるまがえる」は、虫ではありません。虫探しで見つけてしまった「外道」なのです。
おふろでさパパのほくろをかぞえたよ
高崎国府小2年 中じましゅうや
【評】おふろで、今まで気づかなかったお父さんのホクロを発見。ホクロの大探索の始まりです。お父さんも知らないホクロを発見したはず。
すし食べた後は算数良くとける
前橋粕川小4年 戸塚将太郎
【評】毎日お寿司を食べ続けられたら、算数の大天才になれるかもしれません。お寿司の何が、算数に効くのでしょう。不思議です。