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ラッセル車飲み込まれそう雪の道
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県立聾学校中1年 田村 恵作
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【評】ラッセル車は、線路上の雪を排除する車両。すごい勢いで除雪してゆく様子に圧倒されている田村君の気持ちが、素直に出ています。
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スキー好き転ぶのも好き雪も好き
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県立聾学校中2年 林 真紀
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【評】林さんは何事にも前向きな気持ちで取り組む人だということが、よく分かります。ユーモアのセンスもあるようで、好感が持てる作品。
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誰もいない外では大きい木がゆれる
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中之条中2年 割田美早紀
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【評】教室でしょうか、自宅でしょうか。作者の内面にある孤独感や不安感をさらに深くするかのように、外では大木が強風に揺れています。
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目薬がヒンヤリしてる冬の朝
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中之条中2年 望月 恵介
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【評】私はパソコンを長時間使うので、よく目薬を点(さ)します。ひんやりとした点し心地と、冬の朝のすがすがしさが、よく調和していますね。
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雪降らない二月の空が真っ青だ
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中之条中2年 金井 実紀
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【評】この冬は、記録的な降雪の少なさでした。本来は気持ちのいい青空も、異常とも言える暖冬にあっては、どこか不気味ですらあります。
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砂利道のねこの背中が春語る
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中之条中2年 柳田 聖子
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【評】ネコはいつもの猫背ではなく、背筋をぴんと伸ばしている感じ。春到来の喜びと伸びやかな解放感には、その方がふさわしいでしょう。
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金箔を立春の夜にちりばめた
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中之条中2年 塚田 妙
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【評】実際は寒くても、立春の声を聞けば、気分的には何となくほっとします。そんな気分で眺めた夜空の美しさを、「金箔(きんぱく)」でうまく表現。
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がんばれと言ってるような春の空
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中之条中2年 金子 瑠実
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【評】春の空を見ていると、明るく伸び伸びとした心持ちになってきます。金子さんと同じく、私も春の空に励まされたような気がしました。
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自転車で春風探す旅をする
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中之条中2年 竹渕 貴博
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【評】春風を探しながら、自分の感性を日常から解き放つことができれば、たとえ距離は短くとも、れっきとした「旅」だと言えるでしょう。
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下校時間むかえが来なくて雪が降る
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中之条中2年 玉井 希
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【評】来るはずの迎えがなかなか来ないときって、ひどく心細いものですね。そんなときは、美しい雪も何だか恨めしく思えてきたりします。
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すべり台春の光が流れだす
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高崎片岡中3年 岡田 仁美
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【評】まるで命あるもののように、春の光が嬉々(きき)として滑り台を流れているという感じ。春の光は、春の喜びということでもあるでしょう。
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早足であの場所へ行く春の空
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高崎片岡中3年 中沢 友香
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【評】「あの場所」が少々あいまいですが、半面、読者が自由に想像する余地があるとも言えます。どことなく恋のにおいもするようですね。
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春の雲疲れた時はなまけもの
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高崎片岡中3年 内田 健太
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【評】のんびりと浮かんだ雲に自己投影した作者。時には怠け者になることを許せるのが、本当の意味でゆとりある社会なのかもしれません。
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時間まで奪い去ってく春疾風
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高崎片岡中3年 松井美早紀
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【評】春疾風(はるはやて)が吹くころの中学三年生は、受験や卒業などが続き、時間がいくらあっても足りないという気がするでしょう。私もそうでした。
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空に窓描いて呼びこむ春の風
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渋川小野上中3年 斉藤 千尋
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【評】空に描いた窓を開ければ、春風が吹き込んでくるようだというのです。心が豊かだと、こんなふうに季節を先取りすることができます。
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風過ぎるフライングした春の精
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渋川小野上中3年 斉藤 俊介
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【評】「フライング」は、陸上競技や水泳などで合図の前にスタートしてしまうこと。冬のうちに春のような陽気になったのを、面白く表現。
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ギシギシと卒業知らせる机かな
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渋川小野上中3年 樋田 亮介
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【評】机がきしむ音すら、卒業間近の作者の心にはいとおしく、またちょっと切なく響くのです。思い出のたっぷりしみ込んだ机ですものね。
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