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風強いすすきあばれる大戦争
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太田沢野小6年 三友 恵一
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【評】強い風にあおられて全身を揺らすススキ。そこに風とススキの戦いを感じとりました。「大戦争」に、風の強さが表現されています。
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雪が降るだれもが歩く雪の上
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東吾妻原町中1年 石坂 尚也
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【評】当たり前のことの中から、発見をする視線は大切です。積雪があれば、誰も雪の上を歩きます。それを不思議と思える感性が大切です。
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霜柱空飛ぶじゅうたん現れる
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渋川小野上中1年 斉藤 結衣
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【評】霜柱に持ち上げられた地面を、「空飛ぶじゅうたん」と呼んでいます。霜柱を「空飛ぶじゅたん」にたとえて、不思議な句になりました。
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自転車も凍ってしまう朝の空
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富岡南中1年 安藤 健
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【評】朝の冷えを伝える自転車の冷たさ。「朝の空」と、視点を大きく上へ誘う書き方がうまい。心の動きを感じさせる表現になっています。
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兄とともにジグソーパズルで年を越す
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富岡南中1年 橋爪 仁
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【評】いろいろな年越しを聞きますが、ジグソーパズルは初めて。そして、十分に年越しできるアイテムであることに納得させられます。
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食パンがみんなの会話を聞いている
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中之条中2年 山口ゆか子
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【評】発想のヒントは、「パンの耳」なのでしょう。食卓を囲んでの家族の会話を、パンの耳が聞いているという思いつき。面白いです。
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太陽をつつんだ両手があたたかい
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中之条中2年 高橋 拳斗
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【評】「つつんだ両手」の誇張表現がいい。太陽に掲げた手にほのかに感じる暖かさ。小春日のような日差しだからこそ感じるものでしょう。
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教室の窓から雪の気配する
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中之条中2年 唐澤 惇実
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【評】視界を限る「教室の窓」。おそらく「作者」は空が見える場所にはいないのでしょう。それでも匂いのように感じられる雪の気配。
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改革だ日本の寒鯉そっぽ向く
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高崎片岡中3年 平井 天馬
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【評】人間社会と違った時間の流れを生きる寒鯉。「そっぽ向く」という姿は、人間社会を相対化して見る作者の批評の視点でもあります。
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寒月に未来の私鮮明に
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高崎片岡中3年 茂木 瑞葵
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【評】「寒月」は、「作者」の心の話し相手です。その会話の中で次第に鮮明になってゆく自分の未来像。「鮮明に」に希望の光も感じます。
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カレンダー見ては楽しむ春隣
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高崎片岡中3年 名雲 麗
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【評】春に向かう陽気の中で、カレンダーを見る心も弾みます。たしかにカレンダーを見るのが一番楽しい季節は、この時期かもしれません。
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凍る窓溶けると時計が響き出す
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高崎片岡中3年 飯塚 喬子
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【評】北窓を閉める、開けるが、それぞれ冬と春の表現になるように、「凍る窓溶ける」は春の表現でしょう。響き出す時計は春の息吹。
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霜柱踏みしめ辿るテストの日
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高崎片岡中3年 斉藤 恵
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【評】ジュニア俳句には、霜柱を踏む句が多いのですが、ほとんどが遊びの中です。この句のようにある決意や緊張の表現はまれです。
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蝋梅の香りに映える参考書
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高崎片岡中3年 提箸 太
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【評】「香に映える」という嗅覚から視覚に転ずる表現のねじれが、詩的な効果をあげています。学習参考書とともに迎える春の明るさ。
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冬晴れの青独り占め羊雲
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高崎片岡中3年 蓬沢 栞
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【評】「青独り占め」がうまい。ぽっかり浮いた一つの羊雲以外は、深い青空なのです。冬晴れの清澄な空気とその中での孤独感も漂います。
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数式が頭の中で猛吹雪
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渋川小野上中3年 飯塚 泰志
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【評】「猛吹雪」は、パニック状態の比喩(ひゆ)として使われています。しかし、自分の混乱ぶりを「猛吹雪」にたとえる心の余裕は健在です。
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大根の匂い漂う祖母の家
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沼田中3年 吉田 万里
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【評】大根は煮物や漬物でしょう。お祖母(ばあ)さんの食の好みを反映した匂いなのです。そして、それがお祖母さんへの親しみを誘うのです。
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