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桜さき日びのくらしも春の色
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沼田薄根小5年 芦川 卓矢
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【評】「春の色」には、気持ちをおだやかにする不思議な力があるようです。こんな気持ちで毎日を過ごせるというのは、とても幸せなこと。
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雪きえてさくらのつぼみがあらわれる
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沼田薄根小5年 石橋 研人
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【評】雪が消えると、一気に春になる。そんな感じが、「あらわれる」という言い方に出ています。つぼみは小さくとも、印象はとても強い。
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桜さく一歩進んでいい気持ち
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前橋大胡小5年 生方菜々美
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【評】生方さんがサクラに一歩近づいたとも、サクラが一歩ずつ進むように咲いてゆくとも読めます。どちらも、春の喜びがよく出ています。
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六年生が大きく見えた卒業式
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前橋粕川小5年 戸塚将太郎
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【評】卒業してゆく六年生は、四月から中学生です。そう思うと、急にお兄さんやお姉さんらしいきりりとした表情に見えてきたのでしょう。
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ざらめ雪もうすぐ終わるスキー場
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前橋桃川小6年 星野 英峻
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【評】春の日にとけ、再び凍って粒が大きくなったのが「ざらめ雪」。もうすぐシーズンが終了するスキー場は、どことなくさびしそうです。
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春の風ぼくの心に届いてる
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前橋桃川小6年 清水 遼弥
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【評】春風のようにあたたかく、明るい気持ちになっているということでしょう。中学校に進んでも、この気持ちを忘れずにいてください。
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赤城山雪の晴れ着を広げてる
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赤城養護小児医療センター分校中1年 福田 匠
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【評】「裾野(すその)は長し赤城山」(上毛かるた)ですから、「晴れ着を広げてる」は、ぴったりの表現。冬のすがすがしさが、よく感じられます。
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北風や耳たぶまでがこおりつく
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赤城養護小児医療センター分校中1年 中野美砂輝
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【評】本当に冷たい北風だったのでしょう。耳たぶという一点にポイントを絞ったことで、逆に全身に感じる冷たさが伝わってくるようです。
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春の風進級知らせる音がする
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渋川小野上中1年 野村 啓太
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【評】春になって学年が上に進むというのはうれしくもあり、またいろいろな意味で責任が増し、身の引き締まる思いも感じることでしょう。
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チューリップ春の色を盛り上げる
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渋川小野上中2年 唐沢久美子
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【評】厚みのあるチューリップの花は、確かに鮮明な色が盛り上がっている感じ。その色が、春らしい気分を盛り上げているとも読めますが。
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六時ごろ明るくなって春休み
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六合中1年 武森 清香
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【評】朝の六時ごろに日が昇るというのは、単なる事実の報告と見える半面、春らしい明るい心持ちが、素直に出ているという感じもします。
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太陽をつき刺し新芽が顔を出す
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六合中2年 山本 圭介
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【評】「太陽をつき刺し」は一種の誇張ですが、新芽のあふれんばかりの生命力には、むしろふさわしい表現でしょう。春到来の喜びに共感。
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春が来て花鳥風月夢のよう
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六合中2年 大塚 昂弘
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【評】この作品を素直に読めば、自然が夢のように美しいということ。うがった見方をすれば、美しい自然も夢のようにはかないということ。
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ぼたもちを一人でほおばる彼岸明け
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六合中2年 山本香杏奈
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【評】春の彼岸が明けるとだいぶ暖かくなり、気分も自(おの)ずとなごんできます。この句も孤独というより、むしろ一人でのんびりしている感じ。
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手をのばす近くて遠い春の空
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中之条中2年 山田 礼子
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【評】胸の奥がチクリと痛むような「近くて遠い」という思いは、春の空との距離感だけでなく、人間同士の間にも当てはまる気がします。
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風ふいてねこもよろこぶ春の朝
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中之条中2年 山田晏寿美
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【評】気持ちのいい春の朝にご機嫌なのはネコだけでなく、作者も同様なのは言うまでもありません。むろん、この句を読んだ私も同じです。
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春よ来い肋骨の内の砂に書く
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新島学園中3年 上原 茜
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【評】肋ろっこつ骨は、あばらぼね。他に、船の外形を形作る骨組みの意味もあります。砂浜の廃船などが目に浮かび、詩的な悲哀と憂愁を感じます。
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