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夜桜が家の近くで輝いた
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高崎堤ヶ小5年 土屋 怜衣
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【評】夜桜には、昼間のサクラにはない幻想的な美しさがあります。それを家の近くで見ることができるとは、ちょっとうらやましいくらい。
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夜桜がお堀にうつってゆれている
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高崎城山小6年 大橋 友梨
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【評】この句は、高崎城址の夜桜でしょうね。お堀の水に映った花が、まわりの明かりと共にちらちらゆれているという、何とも美しい光景。
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ランドセル思い出いっぱいせおってる
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前橋粕川小6年 猪熊 留美
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【評】思い出を背負うという発想がいいですね。小学校最後の一年間で、さらにたくさんの思い出がランドセルにつめこまれることでしょう。
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始業式最高学年むねをはる
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前橋粕川小6年 六本木一希
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【評】最高学年としての決意が素直に表現されており、とてもりりしい感じのする俳句です。この気持ちで、一年を大切に過ごしてください。
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洗濯物すき間から見える桜花
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前橋粕川小6年 膽熊 祥吾
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【評】うららかな春の日。干された洗たく物のすき間から、満開のサクラが見えるのです。日常の中に豊かな季節感をとらえたところがいい。
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雨の日は遊んで帰る子供達
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前橋大胡小6年 藤井 楓
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【評】「雨の日は」の「は」が、とても効果的。雨の日にしかできない遊びって、たしかにあるものね。大人になると、つい忘れがちだけど。
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春に新車をかざる花ふぶき
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前橋大胡小6年 大川 賢嗣
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【評】ピカピカの新車に、散ったサクラの花びらが付くのをいやがるより、車をきれいに飾ってくれたと思う心のゆとりを持ちたいものです。
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春の空見あげるたびに桜散る
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渋川小野上中1年 村上 聖奈
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【評】別に見上げなくても、サクラは散っています。でも、あえて「見あげる」と書くことで、散りゆく花が読者の印象に強く残るのです。
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えんぴつを眺めて思う春が来た
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渋川小野上中2年 平方 早紀
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【評】最も身近な日用品の一つである鉛筆に、春の気分を感じ取った作者。俳句は、こんなふうに身のまわりを見つめ直してみることが大事。
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春一番ゆれにゆれてる 竹林(たけばやし)
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渋川小野上中2年 唐沢 達也
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【評】「ゆれにゆれてる」は、臨場感にあふれた、いい表現。竹林は強風にあおられてはいても、春到来にどことなくうれしそうな感じです。
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教室の空気が違う春の朝
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渋川小野上中3年 新井 美晴
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【評】学校生活に慣れてしまうと、どうしても新鮮な感動は生まれにくくなります。その点、この句には新鮮な感動があり、いいと思います。
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黒板がまぶしくなって夏近し
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中之条中3年 石田 和子
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【評】学校生活の中でも、少し感覚を働かせれば詩が発見できるという好例。「夏近し」という季語が、とてもみずみずしく感じられます。
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あくびして榛名を隠す春霞
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中之条中3年 小池 隆史
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【評】霞たなびく春の風景そのものが、まるであくびをしたように、のどかな気分を感じさせるのです。せせこましくないのがいいですね。
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梨の花母の故郷の香りする
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中之条中3年 山田 礼子
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【評】ナシの白い花は清楚で、遠見には枝に雪が積もったかのようです。そんな花の風情が、作者がいだく母親像に自(おの)ずと重なるようです。
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霧の中桜がひっそりさいていた
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中之条中3年 吉田 大介
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【評】この句のような幻想的な情景は、私の住む前橋などではなかなか目にすることができないので、ちょっとうらやましい感じすらします。
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自転車を降りて見つけたつくしんぼ
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中央中等教育学校2年 諸田 遥
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【評】自転車ですいすい走るのは気持ちがいいですが、その一方で、この句のように立ち止まらなければ見えてこないものもあるんですね。
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竹林(たけばやし)風が世界をあらってる
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みなかみ月夜野中2年 原沢 仁
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【評】この世界は、人間の欲望などで汚れているのかもしれません。ごうごうと鳴る強風が、それを吹き飛ばしてくれたらいいと思いました。
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立ち止まる犬の鼻先ふきのとう
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みなかみ月夜野中3年 増田 真衣
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【評】地面に顔を出したフキノトウを、くんくんと嗅(か)いでいるイヌ。そのほほえましい姿を通して、春到来の喜びが素直に描かれています。
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とてつもない不安を背負って新学期
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前橋木瀬中3年 今村佳那子
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【評】受験などへの現実的な不安もあるでしょうが、それ以上に、思春期特有の漠然とした不安の方を強く感じます。私も、そうでしたから。
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咲きほこる春の桜にふる光
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前橋木瀬中3年 田代 祐也
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【評】夢のように美しい春爛漫(らんまん)の光景を、正攻法で表現。ただし、「桜」は春の季語なので、「春の」は不要。他の言葉を考えてみましょう。
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朝ごはん桜にひびく母の声
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館林一中3年 近下 陽介
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【評】朝ごはんの用意ができたことを知らせるお母さんの張りのある声が、私の耳にも響いてくるようです。これぞ日本の朝、といった感じ。
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せまい道桃いろの風とおってる
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館林一中3年 梅原 桃子
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【評】せまい道だから、風の流れがよく分かるのです。そして風の流れを感じることで、今が春なんだということも感じられるのでしょう。
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