鈴木伸一選

2007年7月25日上毛新聞掲載


はんちょうさんおおきくってまえみえない
伊勢崎宮郷二小1年 ひろかわともや
【評】一年生のともやくんには、登校班(とうこうはん)の班長をしている高学年のおにいさんやおねえさんが、とても大きく、たのもしく見えるのですね。
ちょうちょはねしろいおはながとんだんだ
藤岡美土里小1年 村越  葵
【評】ひらひらととぶチョウが、ぱっと目にうかびます。花のほかにはどんなものに見えるか、いろいろかんがえてみるのもたのしいですね。
ひがあたる原っぱにあたるあついひだ
片品武尊根小2年 ちぎらまさき
【評】「あたる」をくり返し、夏の日のあつさを強く言いあらわしたのがうまい。思いきりあそべる原っぱがあるのも、うらやましいくらい。
うたってるまっかになったミニトマト
前橋駒形小2年 割田 裕也
【評】お日様をいっぱいあびて、元気にそだったミニトマト。うれしくて歌っているのはミニトマトでもあり、裕也君自身でもあるでしょう。
ゆかたでねなつがきたよと知らせるよ
前橋駒形小2年 す田あやり
【評】ゆかたをきたときのはずんだ気分を、あやりさんはみんなに知らせたかったのですね。それは、わたしにもちゃんとつたわりましたよ。
せんぷうきくるくる回るでんきだい
前橋駒形小4年 町田 夏樹
【評】せんぷうきで目が回る、といった俳句はよく見かけますが、電気代というのはめずらしいし、おもしろい。私も節電を心がけなくちゃ。
まいにちねあさがおみてる一年生
前橋大室小3年 かんざわりょう
【評】アサガオが育っているか、毎日見ている一年生。その子の様子を、毎日見守っているりょう君。二人とも、やさしい心の持ちぬしです。
夏の夜虫がっせんで大さわぎ
高崎城山小4年 岩田 ゆ花
【評】「虫がっせん」という言葉がおもしろい。夏の夜、明かりに集まってきたたくさんの虫たちの飛び回る様子が、ぱっと目にうかびます。
ききょうさんむらさきの星さかせてる
前橋大胡小4年 田中 里奈
【評】キキョウの花は先が五つにさけて、たしかに星のように見えます。里奈さん、キキョウの花をしっかりと観察することができましたね。