鈴木伸一選

2007年9月19日上毛新聞掲載


このこおりぺんぎんのにおいじゃないか
片品武尊根小1年 ほしのじゅんき
【評】片品村出身の南極越冬隊員の人から、学習用に南極の氷をもらったのだそうです。ペンギンたちが、とことこ歩いた氷かもしれないね。
うれしいなまいにちきらきら夏休み
片品武尊根小2年 千明諒之介
【評】青空に、お日さまがキラキラかがやいています。毎日が楽しくて、諒之介君の心もキラキラかがやいています。すてきな夏休みですね。
あさがお3つそのつぎ3つなぜいっしょ
前橋山王小1年 もてぎゆうな
【評】アサガオが三ついっしょにさき、その次も、また同じだったのです。どうしてなのかなあ、とふしぎに感じる心って、とても大切です。
ふうりんが楽しい夏といっている
前橋山王小3年 あべななみ
【評】夏って楽しいなあ、とななみさんが思っていなかったら、風鈴の音も楽しげには聞こえません。俳句は、作った人の心が出ますからね。
ぶらんこにわたしものせてよ小鳥さん
前橋山王小3年 村山樹里奈
【評】小鳥が、ブランコにとまっています。小鳥と友だちになっていっしょにブランコにのったら、何だか空をとべそうな気がしてきますね。
なつやすみたいへいようにいってきた
前橋山王小4年 亀井 義人
【評】海に行ってきたと言わず、太平洋に行ってきたと表現した義人君。海の大きさに心から感動したことが、これでとてもよく伝わります。
プールの後ヘチマのかんさつしてきたよ
前橋山王小4年 有本 瑠依
【評】学校のプールで泳いだあと、クラスのみんなで育てているヘチマの様子も観察してきたのです。ヘチマの育ち具合は、どうでしたか?
おとうととはじめてすごすなつやすみ
前橋山王小4年 柳  侑歩
【評】弟が産まれて、はじめての夏。長い休みの間に弟の様子を毎日見ていて、侑歩さんはきっとお姉さんとして一つ成長したことでしょう。
夏休み金魚はいつもいそがしそう
前橋山王小4年 上原ひかる
【評】することがなくて、ちょっとひまな夏休みのある日。そんなとき、元気に泳ぎまわる金魚が、何だかいそがしそうに見えたのでしょう。
ひまわりはあつさはねつけてんたかく
前橋大室小2年 三田 朋佳
【評】ヒマワリって、見るからに元気そうな花だなあ、と思いますよね。夏のきびしい暑さをはねつけて、ぐんぐん伸びてゆくのですから。
足のゆびカニがよってくるしおひがり
前橋大室小3年 はまおかれいな
【評】一生けんめいに貝をとっていたれいなさんが、ふと足もとに目をやると、小さなカニがはっていたのです。楽しい発見ができましたね。
すいか食べねこといっしょに昼ねする
前橋大室小4年 長島  南
【評】あまいスイカをいっぱい食べた後、かわいがっているネコと、なかよく昼寝をする。こういうすごし方が一番、夏休みらしいのかもね。