鈴木伸一選

2007年10月3日上毛新聞掲載


なつやすみいもうとのめんどうつかれるよ
前橋大室小1年 かねこせいら
【評】小さないもうとさんのめんどうをみるのは、たしかにたいへんでしょう。でも、そう言いながら、本当はうれしいにちがいありません。
ぼくあてにしょちゅうみまいとどいたよ
前橋山王小1年 あらいだいき
【評】お父さんやお母さんと同じように、しょちゅうみまいをもらった、だいきくん。少しおとなになった気がして、うれしかったのですね。
ともだちとかけっこしたよすずしいよ
前橋山王小1年 すぎもとゆうや
【評】いっしょうけんめいはしると、かおやからだに風があたります。すずしくて、とても気もちのいい風だということが、よくわかります。
うんどうかいわたしのばんがいまきたよ
前橋山王小1年 くぼたさくら
【評】なにしろ小学生になってはじめてのうんどう会だもの、どきどきしちゃうよね。「いまきたよ」に、そんな気もちがよく出ています。
うちの犬今日のよていはおひるねだ
前橋山王小2年 土屋はづき
【評】はづきさんの夏休みの計画表には、いろんな予定が書かれていたのでしょう。それにくらべて、イヌはずいぶんのんびりとしています。
スズ虫はぼくが見てるとなかないな
前橋山王小2年 あさみひろき
【評】ないているようすを見たい気持ちもわかるけど、やっぱりスズムシたちをおどろかさないように、そっとしておくほうがいいでしょう。
妹はラジオたいそう見てるだけ
前橋山王小2年 ごとうももか
【評】まだおさない妹さんに、ラジオたいそうはちょっとむずかしいのです。もう少し大きくなったら、ももかさんがよくおしえてあげてね。
雨ふって森のにおいがつたわるよ
前橋東小2年 黒崎まど香
【評】雨をたっぷりとすって、森はみずみずしいみどりのにおいにみちあふれます。思わずしんこきゅうをしたくなるようなはいくですね。
カーテンをひらくとくもがこんにちわ
前橋駒形小4年 町田なつき
【評】動物のクモとも、空にうかぶ雲とも読むことができます。どちらにしても、なかよしの友だちみたいに感じられるところがいいですね。
夏休み大きな松の木セミ見っけ
前橋新田小4年 松田 季子
【評】セミって、声がしていても意外と見つけにくいのですが、季子さんはマツの木をよく観察し、しっかりと発見することができましたね。