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田んぼ見てじわじわ目玉がかゆくなる
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前橋大室小5年 高橋 駿
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【評】実った稲が一面に広がり、秋の日を浴びて黄金色に光ります。その光に、目が何だかくすぐったいのです。それとも稲刈りの最中かな。
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草むしり自然の仲間と遊んだよ
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前橋大室小5年 山田 遥香
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【評】草むしりは大事な作業ですが、あまりきれいにし過ぎちゃうと、虫たちのすみかがなくなって申しわけないなあ、と思えたりもします。
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夏休みすごいつかれたせんぷうき
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前橋駒形小5年 割田 佳貴
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【評】この夏の記録的な猛暑にフル回転だった扇風機は、たしかに疲れ果てたことでしょう。ご苦労さまでした、とねぎらってあげたいですね。
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静かな日露草ゆれる秋の昼
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前橋駒形小5年 加藤 翔太
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【評】文字通り静かで落ち着いた句柄は、大人顔負けという感じです。今の世の中はやたらと騒がしいですから、こういう句は、むしろ貴重。
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どんぐりをひろうと上からまた一つ
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高崎城山小5年 西岡 千波
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【評】「また一つ」は当たり前のようですが、実際にドングリ拾いをしてみないと、できない表現でしょう。要するに実感が豊かなんですね。
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となりの家月の光で光ってる
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前橋大胡小6年 久保田祐樹
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【評】窓を開けたとき、月の光にうっすらとかがやくとなりの家が見えたのでしょう。月の光は、いろんなものに不思議な雰囲気を与えます。
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ベランダに遊びに来ている金木犀
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渋川小野上中1年 野村 美咲
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【評】ベランダにまで流れてきているキンモクセイの甘いにおいを、「遊びに来ている」でうまく表現。秋だなあ、とあらためて思われます。
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秋の音悲しく聞こえた帰り道
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渋川小野上中1年 小野恵里佳
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【評】自分のまわりのさまざまな音が悲しく聞こえたのは、季節のせいではなく、作者の心の中に、悲しい思いがあったからなのでしょう。
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頬杖をついて感じる秋びより
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渋川小野上中2年 野村 千夏
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【評】おだやかに晴れているけれど、一抹のさびしさも漂うような秋の日。頬杖(ほおづえ)をつくというしぐさから、そんな気分がよく伝わってきます。
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冬服が出てきて香るタンスかな
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渋川小野上中3年 一場 輝
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【評】タンスの奥にしまわれていた冬服を出すと共に、ぷんと漂ってくる防虫剤のにおい。こんなところにも、季節感は確かにあるんですね。
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引き出しにコスモス畑をつくりだす
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中之条中3年 唐沢 瑠美
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【評】引き出しの中は、カラフルな小物でいっぱいなのでしょう。そこからコスモス畑が思い浮かんだのでしょうが、とても詩的な発想でいいですね。
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秋の風長いろう下が透き通る
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中之条中3年 宮崎 瞳
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【評】秋は空気も澄んで、日の光にも独特の透明感があります。学校の廊下かと思いますが、いつもより遠くまで見通せるようなのですね。
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昨日より少し大きい秋の声
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中之条中3年 桑原 成美
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【評】吹き渡る風の音や草木のそよぐ音など、もろもろの自然の音を「秋の声」と呼びます。日一日と深まりゆく秋を、上五中七でうまく描きました。
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秋風で空が優しくなった今日
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中之条中3年 永井 里彩
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【評】この夏の猛暑は暴力的とさえ言えるほどでしたが、それでも季節が進み、秋風が吹き始めるころには、空もすっかりやさしい感じになります。
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祖母の家かすかに聞こえる茶立虫
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中之条中3年 小嶋 達也
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【評】チャタテムシは小さな虫で、障子などにとまって紙をこする音が、茶を立てる音のようだと言います。静かな山里の趣が、とてもいい。
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秋空の雲は毎日三つだけ
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中之条中3年 吉田 大介
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【評】毎日三つだけということはあり得ないと言うより、三つだけと断定してしまう方が詩情をとらえるには大事だと、まずは考えましょう。
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友達にアイス押しつけ秋の風
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中之条中3年 吉田 知世
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【評】アイスを食べ始めたものの、涼しくて食べきれない。そこで友達に押しつけたというわけですが、それも仲良しだからこそできること。
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秋の朝おはようの声遠くまで
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中之条中3年 蟻川 千恵
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【評】すがすがしい秋の空気に、朝のあいさつを交わす声が遠くまで響いているというのです。何度読んでも気持ちのいい俳句だと思います。
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秋の授業私の机はやや冷たい
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中之条中3年 石田 和子
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【評】秋が深まるにつれ、手に触れるものも徐々にひんやりとしてきます。「やや」という一語に、その辺りの微妙な感覚がよく出ています。
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漠然とした不安入道雲のよう
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前橋木瀬中3年 川本 直希
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【評】義務教育を終える中学三年生は、人生で最初の大きな岐路に立っているということもできるでしょう。作者の不安は、よく分かります。
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空たかく指をたてればとんぼ来る
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前橋木瀬中3年 松本 沙耶
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【評】立てた指にトンボがとまるという俳句はよく見かけますが、この作品は、「空たかく」に伸びやかな若々しさがよく出ていて、好印象。
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秋になり花がゆれる風のにおい
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安中松井田東中3年 小林 里沙
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【評】「風にゆれる花のにおい」では当たり前。この句は「風のにおい」だからいい。風に季節のにおいを感じるのは、とても詩的ですから。
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トラベル用洗顔フォームで夏もどる
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伊勢崎四中3年 多賀谷なつみ
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【評】旅先での秋の朝は、夏が戻ったかのような暑さだったのでしょう。洗顔後のさっぱりした気分には、それも心地よかったみたいですが。
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