鈴木伸一選

2007年11月14日上毛新聞掲載


フェンス越し母校の校庭赤とんぼ
高崎高1年 美細津吉泰
【評】母校は懐かしいけれど、今の自分には、もはや別世界であるかのような感覚も、どこかにある。「フェンス越し」が、そう思わせます。
色ペンの指さす先に春が来て
高崎北高1年 岡田 紫音
【評】見た目もかわいいカラーペンから、春のおとずれを感じ取った作者。うきうきするような春の気分には、何色がふさわしいでしょうか。
秋深し心豊かに登下校
高崎北高2年 井上 舞香
【評】通勤退勤時に、私は作者と同じ気持ちでいるだろうか、と反省させられました。心の豊かな人には、常に新鮮な出合いが待っています。
高々と空を求めて蝶が舞う
中之条高3年 神保 真波
【評】「あをあをと空をのこして蝶わかれ」(大野林火)と似ていますが、神保さん作には高みを目指す若々しい意志があり、そこが違う点。